
Taedium Vitae
Mastema氏、Ahriman氏、S.Nergal氏、そしてTamas氏によるフランスのブラックメタルバンド、2002年の1stフルアルバム。
オカルト神秘的なアンビエント調の1分弱のイントロで幕を開ける楽曲は、ブラストでの荒々しい疾走やミドル/スローテンポ等絡めて緩急付けて展開して行く適度に生々しくも比較的しっかりとした力強いドラムに、ブミブミと不道徳な低音を効かせるベース、ジャリギャリと歪んだギターが寒々しく攻撃的なブラックメタルリフや仄かに物悲しいドラマティックリフを奏で、邪悪なヴォーカルが裏声でヒョォヒョァと唸り咆える!!基本的には何の変哲も無いオーソドックスでアンダーグランドな冒涜ブラックメタルを展開しているが、何と言っても、ブレイクを多用した楽曲の展開が滅茶苦茶格好良く、不道徳なベースを効かせたアンダーグランドな生々しさと禍々しさを解き放つ粗くも重い冒涜的な音質や、力強く勢い任せと見せ掛けて意外にもしっかりとした熱い演奏、そしてチェンソーの如くギャリギャリと歪んだギターや、狂気を纏って邪悪に咆哮し倒す地下臭いヴォーカル等も相まって、アンダーグランド感は満点で完全にアンダーグランドなマニア向けの音源である事は間違い無いがアンダーグランドなブラックメタルマニアの心には刺さるモノがある、かなり玄人向けのカルトな逸品に仕上がっている!!!!何はともあれ、やはり楽曲の展開/構成が見事であり、高速/低速ブラストを使い分けて且つブレイクも多用して多彩に展開して行くこの展開のセンスには、ブラックメタル玄人は唸らざるを得ない妙なる魅力がある!!!!個人的には及第点以上の良作だと思うのだが如何せん、作風が地味なのか何なのか分からないが、決して人気が出るサウンドでは無いだろう(笑)。・・・だが、それも良い!!!!アルバムを彩る全ての要素からアンダーグランド臭がこれでもかと滲み出し、完全にアンダーグランドなブラックメタルマニア向け、しかし、寧ろ、マニアであればそこに痺れる良盤であり、Oaken Shieldらしい作品が好みであれば是非ともお勧めの、ラストは全てが燃え尽きた暗黒荒野の如く1分弱のアウトロで幕を閉じる9曲34分!!!!実に良いッ!!!!!

Des Bibles, Des Hymnes, Des Icones...
Tamas氏、Ahriman氏、そしてNicolas氏によるフランスのブラックメタルバンド、2004年の2ndフルアルバム。(SAELやANNTHENNATH、SILVER MACHINE、EVIL SPELLS、そして元ODEM ARCARUMで、元REIGN OF DECAY、元ASMODEE等のIconoclast氏がヴォーカルで1曲参加!!)
荒々しいブラストでの爆疾走やミドルテンポ等絡めて緩急付けて展開してゆく重く力強く生々しいドラムに、冒涜的な低音を効かせるよく聞こえるベース、ジージャーギャリギャリと粗く歪んだギターが寒々しく攻撃的で冒涜的なブラックメタルリフや物悲しげなメロディックリフを奏で、邪悪なヴォーカルが発狂するかの様に熱く本気で喚きガナる!!基本的には前作1stフルアルバムと音質や作風共に全くの同路線の、ギャリギャリと歪んだチェンソーギターによる冒涜的で攻撃的でオーソドックスなアンダーグランドブラックメタルを展開しているが、本作ではクリーンな音色のギターやアコースティックなインストルメンタル等を時折絡めて静と動を演出し、決して勢い任せに爆走するだけでは無い、より深くドラマティックに進化したサウンドを構築しており、何と言っても、その、勢い任せに荒々しく爆裂する冒涜的で攻撃的な動のパートと物悲しくドラマティックな哀のパートの対比が秀逸で、且つ未だアンダーグランド臭を大いに解き放つその音像に、地下黒金属玄人は痺れる事は間違い無しの地下的逸品に仕上がっており、前作が好みであったならば勿論の事、Oaken Shieldらしい玄人受けする渋い作品が好みであれば是非ともお勧めの良盤と成っている10曲46分!!!実に格好良し!!!!

Nothing Left To Fight For
Tamas氏、Ahriman氏、そしてNicolas氏によるフランスのブラックメタルバンド、2006年の3rdフルアルバム。(Hugues Andriot氏がノイズで参加!!)
ノイズ/インダストリアルなイントロで幕を開ける楽曲は、ドコカカカカカカカカカカカカカカ・・・とブラストでの迫力満点の爆疾走を時折絡めつつもドコドコと2バスを交えてミドル/スローテンポ主体でゆっくりと展開してゆく重く力強くしっかりとしたドラムに、低音を響かせるヘヴィなベース、ジャージャリと歪んだ音圧のあるギターが仄かに物悲しさ纏ったどんよりとした重苦しいリフを奏で、ドスの効いた邪悪なヴォーカルが低く唸り咆えガナる!!前作2ndフルアルバムの要素を僅かに残しつつも、冒涜的な勢い任せの生々しい爆疾走は失われて重くパワフルでしっかりとしたミドルテンポ主体のドラムへと進化し、ギャリギャリと粗く歪んで生々しく冒涜的だったサウンドは重く音圧のあるしっかりとしたサウンドへと成長し、発狂気味の魔物の大絶叫は貫禄すら漂わせるドスを効かせた咆哮へと生まれ変わり、更に、要所にインダストリアルな要素を絡め、最早、過去の作品とは別バンドの様な高品質な音像へと深化した逸品と成っており、何と言っても、クリーンなギターやインダストリアルな音色、そして空虚で退廃的なインストルメンタル等を絡めて、まるで無機質な工業地帯の上空に雲が厚く折り重なって晴れる事の無い空模様の如く、心にどんよりと重苦しい空気が満ちるかの様な、虚無感を齎す世界観が非常に秀逸で、重く力強くしっかりとした音質も相まって、オーヴァーグランドなエクストリームメタル界隈にも視野を広げたと思われるハイクオリティな意欲的作品に仕上がっている!!!!この、厚い雲に覆われて決して晴れる事の無い憂鬱なる虚無の世界観は、本当に、なかなか素晴らしいものがある、妙なる10曲53分!!!!オススメ!!!!





























