主にブラックメタルのレヴューを2007年からしています。稀にブラックメタル以外のレヴューもありますが、音源購入の際の参考になれば幸いです。
theforestismythrone
The Forest Is My Throne / Yggdrasill
STORM等のSatyr氏と、Frost氏によるノルウェーのブラックメタルバンド、SATYRICON。
PHOBIAやINOCULATE INJURE等のH.M. Daimonion氏、PHOBIA等のEarl Grutle氏、そしてCEREMONY等のTrym, Lord Of Mayhem氏によるノルウェーのブラック/ヴァイキングメタルバンド、ENSLAVED。
両バンドによる95年の歴史的名盤スプリットアルバム、11曲64分!!

SATYRICONは、93年のデモ「The Forest Is My Throne」+95年の楽曲1曲を収録!!ミドル/スローテンポやブラスト/裏打ちでの疾走等絡めて緩急付けて展開してゆく古臭く生々しいドラムに、ジャリビャリと歪んだチープで薄っぺらなギターが実に90年代初期ブラックメタルらしいオーソドックスでオールドスクールなリフを奏で、邪悪なヴォーカルが生々しく喚く!!最初期のIMMORTAL辺りを彷彿させる実にブラックメタル創成期らしい、生々しく古臭く荒削りの邪悪の原石の如く原始のブラックメタルを展開しており、冷たく神秘的なkeyや風/雷等のSE、そしてアコースティックなパートを時折交えて、偉大なるノルウェーブラックメタルの基礎を体感する事が出来る4曲!!!全てのブラックメタルファンが聴いておくべき基本盤!!!実に格好良し!!!

ENSLAVEDは、92年の名盤デモ「Yggdrasill」+1曲を収録!!ブラスト/裏打ちでの疾走やミドルテンポ等絡めてドラマティックに展開してゆくrawなドラムに、ジージャーキリキリと歪んだ寒々しいギターが猛る戦士の如く勇壮さと少しの愁いを帯びた凍て付く極寒リフを奏で、氷の如く神秘的な冷たさやスリリングなまでの緊張感を齎す荘厳なkey、そして邪悪なヴォーカルがギャーギャーと熱くガナり叫ぶ!!最早何も語る必要が無い程に既に洗練され完成されたヴァイキング/ブラックメタルの偉大なる基礎を構築しており、何と言っても、アルバム全体を覆う爽快なまでの疾走感と凍て付く極寒空気、そして壮大で劇的な緊張感が途轍もなく素晴らしく、これは全てのヴァイキング/ブラックメタルファンが不可避の必聴盤にして悶絶必至の名作に仕上がっている!!!!!92年で既にこの完成度は本当に凄い!!!!凍て付く北欧の潮風が運ぶ誇り高き戦士の魂と悲哀が織り成す崇高なる原始のブラックメタルスペクタクルを堪能する事が出来る、これを聴かずにヴァイキング/ブラックメタルを語る事は許されない、全てのブラックメタルファンが一人一枚必携の歴史的名盤、7曲!!!!!素晴らしいにも程がある!!!!!偉大過ぎるにも程がある!!!!!!


nemesisdivina
Nemesis Divina
STORMやWONGRAVEN等のSatyr氏、DARKTHRONEのKveldulv氏、そしてGORGOROTHやZYKLON-BのFrost氏によるノルウェーのブラックメタルバンド、96年の歴史的名盤3rdフルアルバム。
(Bratland氏がシンセとグランドピアノで、HAGALAZ' RUNEDANCE等で、2021年のコングスベルグ襲撃事件で死亡したNebelhexe氏が女性ヴォーカルで1曲参加!!)

ファストなブラストでの爆疾走やミドル/スローテンポ等絡めて緩急付けてドラマティックに展開して行く生々しいドラムに、適度な低音を効かせるベース、ジャージャーと寒々しく歪んだギターが極寒吹雪の如く凍て付く攻撃性を纏った邪悪なるリフやドラマティックな暗きメロディックリフを奏で、要所で絡み付く冷たくも荘厳なるkeyや、暗く頽廃的な美旋律を奏でるピアノ、そしてこの世に呪いと憤怒を解き放つかの様な邪悪なヴォーカルが悪意を込めてガナる!!前作2ndフルアルバムの路線を踏襲した、darkでmedieval timesな作風を展開しているが、邪悪さ、攻撃性、寒々しさ、ドラマ性、そして疾走感等、ブラックメタルとしての重要な要素が全てに於いて格段に昇華されており、最早、非の打ち所が皆無の、これ以上は無いとすら断言する事が出来る、「ブラックメタル」としての完璧なるサウンドに仕上がっている!!!!何と言っても、寒々しく攻撃的且つ暗く頽廃的なリフの全てに宿る邪悪さが尋常では無く、人間味溢れる適度な生々しさを纏って爆疾走しつつも時にミドル/スローテンポでドラマティックに魅せるFrost氏のドラム捌きや、極寒吹雪の如く寒々しさと邪悪さを伴った「ブラックメタル」の理想形とも言える完璧なる音質、そしてこの世の不吉なる要素を全て内包して吐き出すかの様な「邪悪」そのものの様なSatyr氏のヴォーカルも相まって紡ぎ出されるその世界観は、まるで、暗く腐敗した中世ヨーロッパの血塗られた石畳から、もしくは暗く湿った古城の地下から、または街の頽廃した影に潜む邪なる者の心から滲み出し解き放たれたかの様な、人々が恐れ目を背ける不吉で悍ましき呪いと死に満ちており、かと言って、頽廃を賛美するかの様なダークな美しさも垣間見せて異端の悪魔芸術的音像を構築しており、これは、ブラックメタルの歴史の頂点に輝き続ける歴史的且つ究極的な、珠玉にして最高峰の名盤、ブラックメタルの三種の神器の一つと成っている!!!!!!中世ヨーロッパの死と腐敗と頽廃、そしてその玉座を表すかの様な邪悪で儀式的なアートワークや、邪悪なる悪魔の如くメンバーのルックスも相まって、聴覚と視覚で、悍ましい程に不吉で邪悪で如何わしい「Dark Medieval Times」世界をこれでもかと巧みに描写しており、「SATYRICON」と言うサウンド、そして「ブラックメタル」と言う芸術が此処で極まった、ブラックメタルを好む全ての者が必聴にして必携、これを聴かずにブラックメタルを語る事は許されない歴史的名盤、7曲42分!!!!!!素晴らしいにも程がある!!!!!!素晴らしいにも程があるにも程があり過ぎる!!!!!!素晴らしいにも程があるにも程があり過ぎるにも程がある!!!!!!


megiddo
Megiddo
- Mother North In The Dawn Of A New Age -
STORMやWONGRAVEN等のSatyr氏と、ZYKLON-Bや、元GORGOROTHのFrost氏によるノルウェーのブラックメタルバンド、97年のミニアルバム。
(CADAVERやHYDR HYDR等のAnders Odden氏がギターで1曲、Grothesk氏がシンセとプログラミングで1曲、Bratland氏がシンセで1曲参加!!)

1曲目には3rdフルアルバムに収録の楽曲をテクノ/インダストリアルサウンドに大胆にリミックスした楽曲を、2曲目には1stフルアルバムに収録の楽曲をリレコーディングした楽曲を、3曲目には3rdフルアルバムに収録の楽曲の96年のドイツでのライヴ音源を、そして4曲目にはMOTORHEADカヴァーを収録!!2曲目はアルバム「Ten Horns - Ten Diadems」にも収録されているが、他の3曲は本作でしか聴く事が出来ない楽曲でありながらも、1曲目は原曲から大きく逸脱した非メタルのインダストリアルミックスであるし、3曲目はライヴ音源で、4曲目はミドルテンポの単調で退屈なカヴァー曲なので、最早、SATYRICONマニア以外は全く入手する必要が無い、マニア以外は買っても何の得にもならない、完全にマニア向けの1枚と成っている4曲20分!!!ケースに特殊加工が施された特別仕様の作品ではあるが、これは・・・、い・ら・な・い!!!


intermezzoii
Intermezzo II
STORMやWONGRAVEN等のSatyr氏と、ZYKLON-Bや、元GORGOROTHのFrost氏によるノルウェーのブラックメタルバンド、99年のミニアルバム。
(GEHENNAやFORLORN、MEKANIK等のSanrabb氏がギターで2曲、CREST OF DARKNESSやCONCEPTIONのIngar Amlien氏がベースで2曲、そしてMOCK等のVegard Blomberg氏がFXで2曲参加!!)

1曲目には4thフルアルバムに収録される楽曲を、2曲目には激速SARCOFAGOカヴァーを、3曲目には3rdフルアルバムからの楽曲の実質的に原曲と大差無いClean Vision Mixを、そして4曲目には4thフルアルバムの日本盤ボーナストラックとして収録されるダークなテクノ/インダストリアルサウンドからダークで神秘的なアンビエントサウンドへと流れる楽曲を収録!!本作でしか聴く事が出来ない楽曲はSARCOFAGOカヴァーの1曲のみであるが、何と言っても、その、剛速ブラスト全開の激速カヴァー曲が滅茶苦茶格好良く、Frost氏ファンであれば是非とも聴いて欲しい1曲と成っている!!!ミニアルバムという事で完全にSATYRICONファン専用の一枚ではあるが、SATYRICONファン若しくはFrost氏ファンであれば購入して損は無いであろう4曲20分!!!


rebelextravaganza
Rebel Extravaganza
STORMやWONGRAVEN等のSatyr氏と、ZYKLON-Bや、元GORGOROTHのFrost氏によるノルウェーのブラックメタルバンド、99年の4thフルアルバムの、ボーナストラックで前作ミニアルバムからの1曲を追加したマーキー・インコーポレイティド株式会社盤(解説/対訳・帯付き)。
(Bjorn Boge氏がフレットレスベースで1曲、Bratland氏がシンセで1曲、DARKTHRONEやVALHALL、NEPTUNE TOWERS、ISENGARD、BLACK DEATH、FENRIZ' RED PLANET、REGRESS FF、そして元DODHEIMSGARD等のFenriz氏がドラムで2曲、THORNSやSTIGMA DIABOLICUM等のS.W. Krupp氏とMike Hartung氏がFXで、Lasse Hafreager氏がハモンドオルガンで1曲、CADAVERやHYDR HYDR等のAnders Odden氏がギターで3曲、そしてStelbis氏が女性ヴォーカルで1曲参加!!)

ファストなブラストでの激疾走やミドル/スローテンポ等絡めて緩急付けて展開してゆく適度にraw且つしっかりとしたドラムに、低音を効かせるベース、ジーシャーと歪んだ寒々しいギターが疾走感に満ちた攻撃的リフやオールドスクールでキャッチーなブラックメタルリフを奏で、Satyr氏の邪悪なヴォーカルが憤怒と憎悪を纏ってガナる!!過去の作品で解き放っていたdarkでmedieval timesな世界観は完全に消失して、本作では中世的世界観からどちらかと言えば近代的世界観にシフトしており、過去の作品の世界観を期待していた者には残念極まる一枚に仕上がっているが、何と言っても、オーソドックスでありながらも妙に印象に残るリフの一つ一つが非常に魅力的で、オーソドックスでありながらも決して一筋縄では行かぬ独特にして絶妙なる楽曲の展開や構成も相まって、非常に興味深く且つ完成度が非常に高い作品と成っている!!!!この、ブラックメタル然とした寒々しき攻撃性と黒くドロドロとした邪悪さを伴いつつも妙にキャッチーで印象的なリフの数々と、ブラックメタル然とした荒々しき激疾走を交えつつも決してファスト一辺倒にはならないドラマティックなドラム捌き、そしてインダストリアルとまでは行かないがそれに近い近代的なおどろおどろしい邪悪さを纏った世界観が織り成す、人間への憎悪と憤怒が籠められた黒く邪悪で忌まわしき音像は、前作から作風が一変してもやはり途轍もなく素晴らしく、これは全てのブラックメタルファンにお勧めする事が出来る傑作である!!!!!特に、異様なキャッチーさと邪悪さを兼ね備えた2曲目「Filthgrinder」は名曲であるし、ラストの3分にも及ぶ怒涛のブラスト地獄が凄まじい10曲目「The Scorn Torrent」はアルバムの最後を締め括るのに相応しい強烈なる1曲である!!!!邪悪と憤怒と厭世に黒く彩られた悪意と反逆のエクストラヴァガンザ、インタールード的なインストルメンタルを3曲含む11曲66分!!!!!素晴らしいにも程がある!!!!!


tenhornstendiadems
Ten Horns - Ten Diadems
STORMやWONGRAVEN等のSatyr氏と、1349やZYKLON-B、元GORGOROTHのFrost氏によるノルウェーのブラックメタルバンド、2002年のアルバム。

94年の1stフルアルバム「Dark Medieval Times」から1曲、94年の2ndフルアルバム「The Shadowthrone」から2曲、96年の3rdフルアルバム「Nemesis Divina」から2曲、97年のミニアルバム「Megiddo」から1曲、99年の4thフルアルバム「Rebel Extravaganza」から2曲、そして本作の為に制作された新曲を1曲と、次回作である5thフルアルバム「Volcano」からの新曲を1曲収録した、ベストアルバム的な一枚と成っており、完全にSATYRICONファン専用の作品ではあるが、当然、偉大なる過去の名曲ばかりが収録されており、「SATYRICON」を知らない者が「SATYRICON」という音楽を掻い摘んで知る事が出来る逸品でもある。一方、本作でしか聞く事が出来ない新曲である9曲目「Serpent's Rise」は、ドコドコドコドコ・・・と転がり回るタムに、黒き低音を響かせるヘヴィなベース、ジージャーと歪んだギターが黒く不穏な旋律とズンズンと刻むリフを奏で、男女のヴォーカルが静かに冷酷に語る、まるで黒きマグマがどろどろと溢れ出すかの様なインタリュード的楽曲を展開しており、非常に格好良い!!!SATYRIOCNファン以外は無理して購入する必要は無いであろう過去音源集ではあるが、SATYRICONファンであれば存分に楽しむ事が出来るであろうベスト盤、10曲64分!!!秀逸!!!


volcano
Volcano
STORMやWONGRAVEN等のSatyr氏と、1349やZYKLON-B、元GORGOROTHのFrost氏によるノルウェーのブラックメタルバンド、2002年の名盤5thフルアルバム。
(Anja Garbarek氏が女性ヴォーカルで3曲、Erik Ljunggren氏がプログラミングとシンセで、Synnove Solbakken氏がチェロのサンプルで参加!!)

ブラスト等での力強い疾走やミドル/スローテンポ等絡めて緩急付けて展開してゆく適度にraw且つヘヴィなドラムに、低音を響かせるヘヴィなベース、ジョージャーキリキリと歪んだギターが黒きアグレッシヴリフやどろどろとした不穏な暗黒リフを奏で、Satyr氏の邪悪なヴォーカルが悪意と憤怒を込めて力強くガナり、時折冷酷に呟く!!前作4thフルアルバムの路線を踏襲しつつも、サウンドプロダクションが格段に向上した音圧のあるヘヴィな音質が相まって、より解かり易くキャッチーな攻撃性を纏った作風に仕上がっており、しかし、キャッチーな要素を伴いながらも、まるで蠢く巨大な黒き蛇の如くどろどろとしておどろおどろしい音像が非常に素晴らしく、前作で一新された"SATYRICON"の世界観を本作で極めたと言っても決して過言では無い程に途轍もなくハイクオリティな、最早、近代ブラックメタルの名盤と言える完成度を誇る逸品と成っている!!!!!何と言っても、キャッチーな攻撃性とどろどろとした黒き溶岩の如く不穏な暗黒要素が織り成すリフ/旋律と、緩急を付けた楽曲の展開や構成が、それはもう職人技的な程に素晴らしく、更に、アルバムの要所の油断した所で急に絡み付いて聴者を驚かせる艶めかしくも冷たく恐ろしい女性ヴォーカルのセリフによる演出も本当に見事!!!!特にミドル/スローテンポ主体の8曲目「Black Lava」は、15分近くの大作であるにも関わらず非常に魅力的で、その楽曲の構成力が本作の中で最も光る素晴らしき1曲である!!!!アルバムを構成する全ての要素が完璧と言えるこの完成度は本当に凄い!!!!!完全にオーヴァーグランドな界隈にも通用するサウンドを構築しているが故に、生粋のアンダーグランド主義者にはお勧めする事は出来ないが、より多くのブラックメタルファン、若しくはエクストリームメタルミュージックマニアが大いに納得する事は間違い無いマスターピースであり、ブラックメタルの底知れぬ黒き可能性を追求し、新たに到達した傑作、8曲54分!!!!!!素晴らしいにも程がある!!!!!!


nowdiabolical
Now, Diabolical
STORMやWONGRAVEN等のSatyr氏と、1349やZYKLON-B、元GORGOROTHで、元KEEP OF KALESSINのFrost氏によるノルウェーのブラックメタルバンド、2006年の6thフルアルバムの、LP版にのみ収録のボーナストラック1曲を追加したロードランナー・ジャパン株式会社盤(解説/対訳・帯付き)。
(SPIRAL ARCHITECTやANESTHESIA等のLars Norberg氏がベースで、Oivind Westby氏がホルンで、Erik Ljunggren氏がFXで、John Woz氏がヴォーカルで1曲参加!!)

ミドルテンポを軸にドゥーミーなスローテンポや力強いブラスト等織り交ぜて多彩なリズムや技巧を駆使して絶妙に展開してゆくヘヴィなドラムに、重低音を効かせるヘヴィなベース、ブミブミジミジミとマイルドに程好く歪んだギターが不協和音的気味の悪さに満ちた暗く澱んだ暗黒頽廃リフを奏で、Satyr氏の邪悪なヴォーカルが力強く悪意を込めてガナる!!前作5thフルアルバムの路線を踏襲しつつもよりポップでキャッチーな作風へと進化しており、怒濤のブラスト等による激烈なパートは皆無で且つブラックメタル然とした荒涼感や物悲しいメロディ等も堪能する事は全く出来ないが故に、Frost氏の怒濤のドラミングを期待する者、若しくは真正ブラックメタルファンは「舐めとんのか!」と激怒必至の一枚であるが、しかし、駄作だと簡単に一蹴する事なかれ!!!何と言っても、心の深淵にまで流入するマグマの如くドロドロと不穏なる黒さを纏いながらもポップなまでにキャッチーなリフ捌きと、ブラスト等での激烈なドラミングには決して頼る事無く黒の激しさを齎す絶妙なる熱きドラム捌きと相まって溢れ出す楽曲の世界観/完成度が途轍も無く、最早、ブラックメタルとポップミュージックという相反する要素が完璧に上手く融合したかの様な頗る秀逸なる独自のダークサウンドを構築しており、これは最早革命的ですらある迷盤にして歴史的名盤に仕上がっている!!!!!それ故に真正ブラックメタルマニアには絶対的にお勧め出来ない作品ではあるが、オーヴァーグランドなエクストリームメタルか若しくはダークで過激な音楽が好みの者には是非ともお勧めしたい、古参バンドの貫禄満点の、他の追随を一切許さぬSatyr氏とFrost氏のセンスと才能が織り成す黒の音像に熱く心地良く身を委ねる事が出来る傑作にして正に"The Dawn Of A New Age"、9曲48分!!!!!これは流石の一言だ!!!素晴らしいにも程がある!!!!!!


theageofnero
The Age Of Nero
STORMやWONGRAVEN等のSatyr氏と、1349やZYKLON-B、元GORGOROTHで、元KEEP OF KALESSINのFrost氏によるノルウェーのブラックメタルバンド、2008年の7thフルアルバムの、ロードランナー・ジャパン株式会社盤(解説/対訳・帯付き)。
(THORNSやSTIGMA DIABOLICUM等のSnorre Ruch氏がギター等で、DOMINIONやNECROCIDE等のVictor Brandt氏がベースで、Erik Ljunggren氏がFXで、Windhfyr氏がキーボードとクワイアで各々1曲、Terje Midtgard氏と、Oivind Westby氏、そしてEirik Devold氏がトロンボーンで1曲、Thomas Roisland氏がチューバで1曲、そしてBjorn Bugge氏、Christian Lyder Marstrander氏、Sturla Flem Rinvik氏、Arild Rohde氏、Andrew John Smith氏、Kjell Viig氏がクワイアで1曲参加!!)

フックの効いたミドルテンポを軸にブラスト等での疾走や破滅的なスローテンポ等絡めて緩急付けて展開してゆくヘヴィなドラムに、真っ黒な重低音を響かせるヘヴィなベース、ジーシャージミブミと歪んだギターが寒々しく攻撃的なリフや黒く不吉な暗黒ポップリフを奏で、Satyr氏の邪悪なヴォーカルが悪意を籠めてガナる!!前作6thフルアルバムよりも僅かにブラックメタルらしさを取り戻しつつも基本的には前作と同路線の、ブラックメタルとポップミュージックの絶妙な融合を堪能する事が出来る独特のダークサウンドを展開しており、何と言っても、心の深淵にまで染み入るどろどろとした邪な暗黒荘厳要素とフックの効いたポップでキャッチーな要素を兼ね備えたリフが今作でも非常に素晴らしく、ミドルテンポを軸としつつも黒きマグマの如く熱く激しい脈動を伴った絶妙なドラミングや、静と動を織り交ぜた楽曲の構成、そしてブラックメタルらしい荒涼とした寒々しさと闇が渦巻く何処までも黒く真っ黒な音質も相まって、前作が好みであれば勿論の事、黒くダークなメタルミュージックが好みであれば是非ともお勧めしたい逸品に仕上がっている!!!!今作でもやはり、真性ブラックメタルマニアには「舐めとんか!」「へっぽこリフwww」等と嘲笑されて一蹴される可能性が高いが、しかし、闇の様に深く黒いリフの一音一音から解き放たれる邪悪のエネルギーは相変わらず凄まじく且つ相反するキャッチーでポップな要素をも孕んで最早他に類を見ない、唯一無二の極上の暗黒ポップブラックメタルを構築する、古参の貫禄に満ち満ちた妙なる傑作、8曲42分!!!!!このサウンドは本当に凄い!!!!実に素晴らしい!!!!!


satyricon
Satyricon
STORMやWONGRAVEN等のSatyr氏と、1349やZYKLON-B、元GORGOROTHで、元KEEP OF KALESSINのFrost氏によるノルウェーのブラックメタルバンド、2013年の8thフルアルバムの、Nuclear Blast Entertainment盤。
(MORBID RITES等のGildas Le Pape氏がギターとベースで、MADRUGADA等のSivert Hoyem氏がヴォーカルで1曲、Kjetil Bjerkestrand氏がパンプオルガンで1曲、Erik Ljunggren氏がキーボードで、Karl Oluf Wennerberg氏がパーカッションで1曲参加!!)

時折ブラスト等での疾走を絡めつつもドコドコと2バスやタム等を絶妙に交えてミドル/スローテンポ主体で緩急付けてドラマティックに展開してゆくマイルドなドラムに、程良い低音を効かせる柔らかなベース、ジャージャリと程良く歪んだギターが北欧の哀愁纏ったメランコリックなメロディックリフ/旋律や黒く頽廃的で攻撃的なリフを奏で、Satyr氏の邪悪なヴォーカルが憤怒や悲しみを籠めて感情的にガナり、時折静かに冷酷に語る!!前作7thフルアルバム辺りの実に後期SATYRICONらしい作風を踏襲しつつも、本作では黒き攻撃性よりも哀愁と悲しみのメランコリックな要素に重きを置いたかの様な物悲しい作風へと変化しており、黒くノイジーな邪悪要素を極力排除したマイルドで円やかな音質も相まって、且つ、更に、今作ではロックバンド「MADRUGADA」で男の色気を醸し出す甘い美声を響かせていたSivert Hoyem氏がヴォーカルを担当するクリーンヴォーカルの楽曲も1曲挿入されて、どちらかと言えば柔らかく優しい印象を受けるメロディックなブラックメタルアルバムを構築!!!何と言っても、物悲しくメランコリックな作風でありながらもあからさまに涙腺を刺激するわけでは決して無い揺るぎ無い拘りを感じる微妙な哀愁旋律と、クリーンな音色のギター等を用いた静かなパートを要所に絡めて絶妙に緩急を付けた劇的な楽曲の構成が織り成す、ヴェテランの意地と類稀なるセンスに満ち溢れた音像がやはり非常に素晴らしく、特に3曲目「Our World, It Rumbles Tonight」や4曲目「Nocturnal Flare」、そして9曲目「The Infinity Of Time And Space」等の完成度は流石の一言である!!!!前作で解き放っていた黒き邪悪のエネルギーは殆ど霧散して、辛うじてブラックメタルの体を成しているかの様な非常に落ち着いて大人しいサウンドに進化してはいるが、これは紛れも無く「SATYRICON」という音楽であり、過去の作品が好みであったならば本作も絶対的に気に入るであろう、"Satyricon"を冠するアルバムに相応しき傑作に仕上がっている13曲66分!!!!!実に素晴らしい!!!!!!
しかし、ボーナストラックの3曲がアルバムに収録されている楽曲のミックス違いのヴァージョンで、しかも何が違うのか全く判らない仕様であり、これは邪魔物以外の何物でも無いので、無用のボーナストラックが追加されているNuclear Blast Entertainment盤は買わない事を強くお勧めする。


deepcallethupondeep
Deep Calleth Upon Deep
STORMやWONGRAVEN等のSatyr氏と、1349やZYKLON-B、元GORGOROTHで、元KEEP OF KALESSINのFrost氏によるノルウェーのブラックメタルバンド、2017年の9thフルアルバム。
(CADAVERやORDER、HYDR HYDR等のAnders Odden氏がベースとギターで、Hakon Kornstad氏がバッキングヴォーカルで2曲とサックスで1曲、Kjetil Bjerkestrand氏がメロトロンで、Hans Josef Groh氏がチェロで、Bjarne Magnus Jensen氏がヴァイオリンで、Arild Stav氏がバスクラリネットで、Jan-Olav Martinsen氏がフレンチホルンで、Frode Carlsen氏がコントラバスーンで、そしてTom Ottar Andreassen氏が木管楽器で参加!!)

ミドル/スローテンポやアグレッシヴな爆疾走を織り交ぜて多彩に展開してゆくしっかりとしたドラムに、程良い低音を効かせるヘヴィなベース、ジャージャリと程良く歪んだギターが暗黒と頽廃の攻撃的リフや物悲しき破滅的旋律を奏で、Satyr氏の邪悪なヴォーカルが冷酷且つ邪な感情を籠めてガナり、時折無慈悲に静かに語る!!前作8thフルアルバムの路線を踏襲しつつも、よりアグレッシヴでよりプログレッシヴに進化した印象の一枚と成っており、何と言っても、暗黒と頽廃の黒に彩られた実に後期SATYRICONらしい熟練されたリフ/旋律の応酬と、タムを複雑に絡み合わせた多様なドラム捌きが織り成す、キャッチーでありながらも芸術的なまでに複雑怪奇な「SATYRICON」という独自のサウンドが相変わらず非常に素晴らしく、過去の作品が好みであったならば本作も確実に気に入るであろう実に高品質な逸品に仕上がってはいるが、しかし、圧倒的完成度を誇っていた前作と比較すると、少し"普通"で退屈な作品に成ってしまった印象も否めない。特に中盤~終盤では今一つ感動に欠ける楽曲が並び、7曲目以降ではヴォーカルが急激に小さく後ろに引っ込んでマスタリングも失敗しているんじゃないかと不満であるし、ゲスト参加の各々の楽器も僅かな味付け程度の極小音量で殆ど聞こえず余り効果的とは思えない、更に、楽曲のメロディに関係無く好き勝手にコーラスを絡めるHakon Kornstad氏によるバッキングヴォーカルも気持ちが悪くて不快であり、個人的には、SATYRICON史上最も退屈で"普通"のアルバムではないかと思える8曲43分!!!!流石にクオリティは高いが、表紙絵と同じで非常に残念だ!!!!


satyriconandmunch
Satyricon & Munch
ノルウェーのブラックメタルバンド、2022年の10thフルアルバム。

頽廃的で不穏なダークアンビエントを軸に、儀式的なスローテンポ主体でゆっくりと展開して行くドラム、程良い低音を効かせるダークなベース、そしてジャージャリと程良く歪んだギター/クリーンな音色のギターが暗く頽廃的な旋律を奏でる!!本作は、ブラックメタル要素は皆無と言って良いインストルメンタルアルバムと成っており、先ず、ブラックメタルが聴きたい者は購入する必要は無いであろう・・・いや、近年の「SATYRICON」の音楽は「ブラックメタル」と呼んでしまって良いのか少々疑問な作風ではあるが、それはさて置き、本作は「ブラックメタル」では無いので、購入する際には注意が必要である。とは言え、完全なるアンビエントミュージックでも無く、ディストーションの効いたギターやベース、ドラムの演奏、そしてその他弦楽器等も交えて荘厳でドラマティックな展開もあり、簡単に言えば、「『近年のSATYRICON作品にイントロやアウトロを付けるとすればこんな感じの楽曲であろう』と言う楽曲の超長尺版」と言った所であろうか。それ故に、近年のSATYRICONの作風が好みであれば、且つアンビエント/インストルメンタルも楽しめると言う者であれば本作も気に入ると思うが如何せん、激しいドラムもヴォーカルも皆無なので、かなりのマニア向けの音源である事は間違い無い(笑)。ここに来て、まさかアンビエント/インストルメンタルで攻めて来るとは思わなかったが、暗く頽廃的で芸術的なサウンド/世界観はやはりヴェテランらしく非常に素晴らしく、SATYRICONマニアであれば納得の1曲56分!!!因みに、本作で画家ムンクがノルウェー出身だと知りました(笑)。絵画はさっぱり解りません!!!

Add Comments

名前
 
  絵文字
 
 
ギャラリー
  • MYSTICUM
  • MYSTICUM
  • MYSTICUM
  • EHLDER
  • EHLDER
  • EHLDER
  • EHLDER
  • SORTSIND
  • SORTSIND
  • SORTSIND
  • SVARTSYN
  • 悪魔城ドラキュラ
  • 悪魔城ドラキュラ
  • RAMMSTEIN
  • WINDIR
  • WINDIR
  • WINDIR
  • MERRIMACK
  • MERRIMACK
  • MERRIMACK
  • MERRIMACK
  • MERRIMACK
  • MERRIMACK
  • MERRIMACK
  • AMESTIGON
  • AMESTIGON
  • スーパー・アールタイプ
  • スーパー・アールタイプ
  • INQUISITION
  • INQUISITION
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ