主にブラックメタルのレヴューを2007年からしています。稀にブラックメタル以外のレヴューもありますが、音源購入の際の参考になれば幸いです。
centuriesofsorrow
Centuries Of Sorrow
Ove Saebo氏、Thomas Kronenes氏、Heine Salbu氏、そしてOrjan Risan氏によるノルウェーのブラックメタルバンド、94年の1stフルアルバムの、Effigy Recordsからの再発盤。
(Torgrim G. Okland氏がヴァイオリンで1曲参加!!)

ブラストでの荒々しい疾走やミドル/スローテンポ等絡めて展開してゆくガシャカシャトカトカと生々しいドラムに、ジャリジャリジミジミと歪んだ薄っぺらでプリミティヴなギターが実に90年代初期ノルウェーブラックメタルらしいエピックでメランコリックなメロディックリフやオールドスクールなデス/ブラックメタルリフを奏で、エコーの効きまくった邪悪なヴォーカルがギャァギャーと喚き散らし、時折、猛々しいデス声が低く吼える!!オールドスクールなデスメタル的要素を残す実に90年代初期らしい古臭いプリミティヴなブラックメタルを展開しており、粗く薄っぺらでチープな荒々しい音質や演奏も相まって、90年代初期北欧ブラックメタルが好みであれば納得の逸品に仕上がっている!!何と言っても、初期GORGOROTH辺りを彷彿させる哀愁のメロディックリフが非常に秀逸であり、更には、実に初期音源らしい意表を突く無理矢理な展開も非常に面白く、全体的に未だ荒削りな印象は否めないがマニアには堪らないであろう、いや、これを名盤だと言う変態的なマニアが居ても決して不思議ではない、珠玉の90年代初期北欧ブラックメタルを堪能する事が出来る傑作と成っている9曲37分!!!!やはり90年代初期北欧ブラックメタルは実に素晴らしい!!!!!


witchcraft
Witchcraft
GORGOROTHのPest氏、Doden氏、Heks氏、Torquemada氏、そしてTortur氏によるノルウェーのブラックメタルバンド、97年の歴史的名盤2ndフルアルバム。

エピックでドラマティックな剣と魔法のファンタジー作品が開幕するかの如く美しく神秘的で壮大且つ劇的なイントロで幕を開ける楽曲は、ブラスト等での荒々しい激疾走を軸にミドル/スローテンポ等織り交ぜてドラマティックに展開してゆく粗く生々しいドラムに、ジージャーキリキリと歪んだプリミティヴなギターが実にノルウェーらしい北欧の哀愁を纏った勇ましくも壮大でドラマティックなメロディックリフや疾走感を伴った寒々しいメロディックリフを奏で、壮大で劇的でシンフォニックなkeyが作品を覆い尽くすかの様に盛大に絡み付き、特徴的なPest氏の邪悪なヴォーカルがギャーギャーと叫ぶ!!前作1stフルアルバムの路線を踏襲しつつも、最早、別のバンドと言ってしまっても問題無いくらいの究極的進化を遂げたシンフォニックなブラックメタルを展開しており、何と言っても、実にノルウェーらしい北欧の哀愁を纏いながらこれでもかと涙腺を刺激する壮大でドラマティックなメロディックリフの応酬が途轍もなく素晴らしく、その素晴らしいにも程があるメロディックリフの数々が様々な表情を伴って次から次へと押し寄せ涙腺を刺激し尽くしてブラックメタル琴線に触れ倒し、それら感動的なまでのリフに耽美且つ美しい劇的なピアノの旋律/シンフォニックなkeyが盛大に絡み付き、そこに90年代のブラックメタルシーンで最も偉大なるヴォーカリストの一人であるPest氏のヴォーカルがギャーギャーと高音で熱く喚き叫び、これで悶絶しないブラックメタルファンが居るだろうか、いや、居まい!!!!!GORGOROTHの歴史的名盤「Under The Sign Of Hell」と、EMPERORの歴史的名盤「Anthems To The Welkin At Dusk」を混ぜ合わせたかの様な、「Under The Sign Of Hell」が持つ荒々しさと禍々しさと北欧の哀愁旋律、そして「Anthems To The Welkin At Dusk」が持つ壮大さとドラマ性とシンフォニー、それら全てが本作には詰まっており、ブラックメタルの全盛期である97年の三大名盤の一つである事は間違い無く、ブラックメタルの歴史に深く刻み込まれた歴史的名盤に仕上がっている!!!!!!この完成度は本当に凄い!!!!!荒々しく荒れ狂うドラムも、涙腺を刺激するギターも、エピックなkeyも、熱く邪悪なるヴォーカルも、そして粗く生々しく荒々しくプリミティヴな演奏や音質も、全てが完璧で、これはシンフォニックでメロディックなブラックメタルの極致にして神髄!!!!!剣と魔法とドラゴンのファンタジックな世界観をブラックメタルサウンドで堪能する事が出来る珠玉の逸品であり、「異世界行ったら本気だす!」と意気込むブラックメタルファンは必聴の大傑作!!!!!!ラストは、全てが終わり、戦いで荒れ果てた大地に新たな命が芽吹くかの様な、疲弊した魂に一筋の朝陽が差し込むかの様な、美しく感動的なピアノの演奏で幕を閉じる9曲51分!!!!!!素晴らしいにも程がある!!!!!!素晴らしいにも程がある!!!!!!素晴らしいにも程が・・・あるッ!!!!!!


soulblight
Soulblight
Doden氏、Torquemada氏、MALIGNANT ETERNALやGORGOROTH、APOPLEXYのT.Reaper氏、Heks氏、AETERNUSのMorrigan氏、そしてGORGOROTHのPest氏によるノルウェーのブラックメタルバンド、98年の3rdフルアルバム。

壮大なファンタジー作品が開幕するかの様なシンフォニックでドラマティックなイントロで幕を開ける楽曲は、ドカドカとブラストでの疾走やミドルテンポ等絡めて劇的に展開してゆく荒々しく力強いドラムに、ジージャーキリキリと歪んだギターが物悲しくドラマティックなメロディックリフを奏で、ドラマ性と耽美な世界観を随所で演出するピアノの旋律、そしてPest氏の邪悪なヴォーカルがギャーギャーと叫ぶ!!前作2ndフルアルバムの路線を踏襲しつつもkeyによる装飾は殆ど霧散してシンフォニックな要素は薄れ、ギターが主となってしっかりとメロディを奏でるメロディックなブラックメタルに進化しており、且つ、前作で纏っていた実にノルウェーらしい哀愁や勇ましさは薄れて、より耽美で物悲しい要素に重きを置いたメロディに変質しており、前作よりも各楽器の音の分離がはっきりとして力強くなった音質や演奏も相まって、前作と比較するとブラックメタルバンドとして少し垢抜けた印象を受ける一枚に仕上がっている!!!作風は僅かに変わってしまったが、何と言っても、耽美なまでに物悲しくドラマティックなメロディの数々が相変わらず非常に素晴らしく、前作が好みであったならば勿論の事、メロディックなブラックメタルが好みであれば名盤と称されるであろう珠玉の逸品と成っており、その美しき悲しみの旋律の応酬に感動必至の7曲41分!!!!この作曲センスは本当に凄い!!!素晴らしいにも程がある!!!!!


theshepherdandthehoundsofhell
The Shepherd And The Hounds Of Hell
元GORGOROTHのPest氏、Heks氏、Doden氏、そしてTorquemada氏によるノルウェーのブラックメタルバンド、2000年の4thフルアルバム。

ブラスト/裏/表打ちでの疾走やミドル/スローテンポ等絡めて緩急付けて展開してゆくしっかりとしたドラムに、低音を効かせる重いベース、ジージャーと歪んだギターが寒々しいリフやクサいメロディックリフ、刻みを交えたメタルリフや泣きのギターソロを奏で、邪悪なヴォーカルがギャァギャァとガナり、時折、エピックなクリーンヴォーカルで朗々と歌い、変声でウニャウニャと歌う!!前作3rdフルアルバムの路線を踏襲しつつも"ブラックメタルらしさ"は霧散して、より垢抜けようと試みた印象の、ブラックメタルよりもメロディックデスメタルに寄せた作風に進化しており、メロディックデスメタルとしてはどうなのか分からないがブラックメタルとしては非常にダサい一枚に仕上がってしまった!!!何と言っても、刻みリフを多用したタイトな演奏や音質に変化した事で音の密度や圧が小さく弱くなってしまい、音質はヘヴィに進化しているが薄っぺらくヘッポコに感じられて非常に残念であり、何よりも、ブラックメタルマニアが確実に「これはブラックメタルじゃない(怒)!」と感じる作風がもう残念極まりないのである!!!ドラマティックなメロディは相変わらず実に素晴らしいので、盲目的で狂信的なOBTAINED ENSLAVEMENTファンであれば楽しめるかも知れないが、寛大なブラックメタルマニア以外は手出し無用、しかし慣れれば意外と悪くないかも知れない7曲40分!!!好き好んで聴こうとは思わないが、まぁ格好良し!!!

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