Прах Відчайдухів
DUB BUKやUNGERN、NECROM、元СОКИРА ПЕРУНАのIzverg氏、СВЯТОГОРやTHUNDERKRAFT、QUINTESSENCE MYSTICA、ТРИГЛАВ等のMaster Alafern氏、そしてDUB BUKやANTHRO HALAUSTのVsesvit氏によるウクライナのブラックメタルバンド、2016年の１stフルアルバム。
ミドル／スローテンポを軸にゆっくりと地味に展開してゆく実にウクライナらしい適度にrawで重くしっかりとしたドラムに、程良い低音を効かせる重いベース、ジージャージャリギャリと突き刺す様に刺々しく歪んだ凍て付くギターが実にウクライナらしい哀愁を纏った地味なメロディックリフや陰鬱で寒々しいリフを奏で、実にウクライナらしい邪悪なヴォーカルが熱くガナり叫ぶ！！後期DUB BUKからデス／スラッシュメタル要素を排除したかの様な、最早、ウクライナ産ブラックメタル以外の何物でも無い実にウクライナらしいブラックメタルを展開しており、何と言っても、東欧然とした仄かな哀愁と僅かな寂寞を纏った寒々しいメロディ／リフの応酬が地味ではあるが非常に素晴らしく、地味ではあるがゆっくりとドラマティックに展開してゆく楽曲の構成も相まって紡ぎ出される、ヴェテランの貫禄すら感じさせる渋く硬派な燻し銀のブラックメタルサウンドに、黒金属玄人の琴線の深い芯部にまで触れて黒金属魂が熱くなるであろう実に味わい深き逸品に仕上がっている！！！！疾走パートは最初の30秒強のみであり、派手で過激なサウンドを求める者には退屈極まる一枚になると思われるが、この渋く硬派で深みあるサウンドは黒金属玄人には堪らない！！！！DUB BUKやその界隈の東欧ブラックメタルが好みであれば是非ともお勧めの、ウクライナ乙女達が物悲しさと物寂しさを纏って歌う美しく神秘的なるウクライナ民謡「Ой там на горі... 」１曲含む７曲47分！！！！実に格好良く、そして実に素晴らしい！！！！
Безвірник
DUB BUKやUNGERN、NECROM、元СОКИРА ПЕРУНАのIzverg氏、СВЯТОГОРやTHUNDERKRAFT、QUINTESSENCE MYSTICA、ТРИГЛАВ等のMaster Alafern氏、DUB BUKやANTHRO HALAUSTのVsesvit氏、СОКИРА ПЕРУНАやANTHRO HALAUST、SYMURAN等のBarbarossa氏、そしてKurt氏によるウクライナのブラックメタルバンド、2017年の２ndフルアルバム。
ミドル／スローテンポ主体でゆっくりと地味ではあるがドラマティックに展開してゆく力強く激ヘヴィなドラムに、五臓六腑にズドンと響くマイルドな超重低音を轟かせる激ヘヴィなベース、ジャージャリと歪んだ音圧のあるギターが実にウクライナらしい物寂しく寒々しいリフや東欧の哀愁を纏ったメロディックリフを奏で、実にウクライナらしい邪悪なヴォーカルが熱く感情的にガナり叫ぶ！！前作１stフルアルバムの路線を踏襲しつつも、より哀愁とドラマ性を強化した、実にウクライナらしいドラマティックなブラックメタルを展開しており、何と言っても、内蔵にズドンと響くパワフルで激ヘヴィな重低音を効かせる重厚でマイルドなサウンドが非常に心地良く且つ格好良く、そして更に何と言っても、黒金属魂の浅い部分では無く最も深い芯部にまで響き渡る味わい深く奥深い東欧然とした哀愁の涙腺刺激旋律が途轍もなく素晴らしく、比較的覚え易くキャッチーな歌い回しで熱く感情的にガナり叫ぶヴォーカルも相まって、ウクライナらしい民族的哀愁を纏ったブラックメタルが好みであれば絶対的にお勧めの逸品に仕上がっている！！！！これは非常に素晴らしい！！！！全ての楽曲が非常に素晴らしいが、特に、唐突に民族楽器が絡み付いて涙腺を刺激する１曲目「5000 Вердену 」は極上で、これは全ての東欧黒金属マニアに大いにお勧めしたい名曲である！！！！この、決して浅はかなメロディックリフで簡単に涙腺を刺激しない、最早、ヴェテランの貫禄に満ち満ちた渋く硬派で深みある哀愁旋律の応酬は本当に秀逸で、黒金属玄人は悶絶必至であろう東欧黒金属の傑作と成っている、東欧の大地に根付く寂寞たる心が宿る男性クリーンヴォーカルによるコサック民謡「Про Мазепу і Палія (Старовинна козацька дума) 」を１曲含む６曲53分！！！！！素晴らしいにも程が
ある！！！！！
