Heathen Hearted
HORNAやSARGEIST、VORDR、MORTUALIA、NECROSLUT、HOATH、SINISTERITE、GANDR、FINNENTUM、MORBID SAVOURING、BLACK STENCH、VRITRA、FOUDRE NOIRE、BLUTSCHREI、DOEDSVANGR、MY TORMENTS、SKULLCRUSHER、UHRAUS、STRIGES、BATTLE、TYRANNIUM、そして元BEHEXENで、元ETERNUM、元RAVENING等のShatraug氏によるフィンランドのペイガン/ブラックメタルバンド、98年のデモ「Ring To Rule」と、2000年のデモ「Winter Of Tragedies Reign」を収録した2005年のテープアルバム、8曲33分!!
「Ring To Rule」パートは、勇壮なミドルテンポ主体で展開してゆく生々しいチープなドラムに、rawな低音を効かせるベース、ジージーチャリチャリと歪んだ劣悪ギターがGORGOROTH「Under The Sign Of Hell」を大いに彷彿させる勇壮な哀愁ヴァインキングリフを奏で、邪悪なヴォーカルがギャーギャーと生々しく叫ぶ!!デモ音源という事で非常に劣悪なサウンドではあるが、それよりも何よりもリフがGORGOROTH「Under The Sign Of Hell」過ぎて失笑が溢れる3曲!!
「Winter Of Tragedies Reign」パートは、ゆっくりと大海原を往くかの様なミドル/スローテンポ主体で展開してゆくrawなドラムに、ブモボモと低音を効かせるベース、ジャーザラと歪んだギターが海の男達の哀愁リフを奏で、邪悪なヴォーカルが生々しくガナり、哀愁漂わせる男のクリーンヴォーカルが歌う!!やはり実にデモ音源らしいrawでチープな音質ではあるが、「Ring To Rule」パートよりも比較的聴き易いサウンドに進化しており、何と言っても、フォーク/アコースティックな要素を絡めたペイガン色豊かな哀愁の世界観が秀逸で、海に生きる男達の哀愁が溢れ出す、哀しき男の浪曼が詰まった5曲!!まぁテープ音源という事で、よっぽどのShatraug氏マニアか、アンダーグランドなペイガン/ヴァイキングブラックメタルマニア以外は手出し無用の1本!!!