主に、ブラックメタルとサウンドトラックのレヴューをしています。 音源購入の際の参考になれば幸いです。
herbstleyd
Herbstleyd
TORRENTやHOMAGE TO MORPHEUSのKanwulf氏一人によるドイツのブラックメタル、98年の1stフルアルバム。(SVARTSORGのCharoon氏がセッションギターで参加!!)

戦地へと男達を送り出す民族的な女性歌唱から勇壮な男性コーラスを纏って激しい戦の光景が流れ、そして戦が終わり、多くの血が流れた荒廃した大地から物語が始まるかの様な7分にも及ぶ壮大なイントロで幕を開ける楽曲は、勇壮なミドル/スローテンポを軸にブラストでの攻撃的な疾走を絡めて展開してゆく硬く無機質なドラムに、ジージーと歪んだチープなギターがほんのり物悲しくも勇壮で壮大なリフやストレートでアグレッシヴな古臭いブラックメタルリフを奏で、歌詞は掲載されているが聞き取り不能の最早人語とは思えぬ邪悪なヴォーカルがギャァァァァーーー!と叫ぶ!!少しヴァイキング/トラディショナルな雰囲気を纏った壮大で勇壮で仄かに物悲しいドラマティックなパートを軸に、90年代ブラックメタル的なストレートな攻撃性を伴った古臭いアグレッシヴパートを織り交ぜたアンダーグランドブラックメタルを展開しており、風の音や狼の遠吠え、そして映画やTVドラマ等からのSEも随所に盛り込まれて、壮大で劇的な世界観を構築!!!1曲目「Herbstleyd」や5曲目「Amarok - Zorn Des Lammes」等で堪能する事が出来る物悲しさを纏った壮大なリフとドラマティックなkeyが織り成す雄大なる旋律は特に素晴らしいが、しかし、それに相反して随所で絡むストレートアグレッシヴなブラックメタルリフがポンコツで、更に、80~90年代のアメリカ映画の劇伴を彷彿させるインストルメンタルや無駄に絡み付く映画等からのSEも相まって、アルバム全体を通すと楽曲に幅があり且つ今一つ方向性が定まっていない印象は否めない、良く言えば静と動を絡めて壮大で劇的、しかし悪く言えば安っぽくて冗長な、アンダーグランド超大作に仕上がっている!!!アンダーグランドカルトなブラックメタルマニアか若しくはNARGAROTHファンは必携かも知れないが、それ以外の者は無理して長時間を費やす必要は無いであろう7曲69分!!!地下黒金属的へっぽこ戯曲が此処にある!!!


amarok
Amarok
TORRENTやHOMAGE TO MORPHEUSのKanwulf氏によるドイツのブラックメタル、promo音源から1曲、BURZUM「Black Spell Of Destruction」カヴァー1曲、93年のデモ「Herbstleyd」からリマスターして2曲、そして過去の未発表曲2曲を収録した、2000年のアルバム。

単調なミドル/スローテンポを軸に時折ブラストでの疾走を絡めて控えめに展開してゆくチープなドラムに、ジージャリと歪んだチープなギターが物悲しくドラマティックなリフや空虚な厭世リフ、古臭いブラックメタルリフを奏で、邪悪なヴォーカルがギャァギャーとガナる!!1stフルアルバムにも収録されているNARGAROTHを代表する名曲「Herbstleyd」はアルバムヴァージョンと異なって無駄なSE等が省かれて寧ろこちらのヴァージョンの方が秀逸であり、「Herbstleyd」に続く2曲目のBURZUMカヴァーはヴォーカルもBURZUMに似せた名カヴァー曲と成っているが、それ以外は冗長にも程がある退屈な楽曲が並び、NARGAROTHマニアか若しくは奇特なアンダーグランドカルトなブラックメタルマニア以外は聴く必要皆無の1枚に仕上がっている!!!何と言っても、ひたすら同じ繰り返しで坦々と流れてゆく単調で退屈な楽曲の展開/構成による虚無感すら感じさせる程の冗長極まる音像が無聊で、NARGAROTH崇拝者か奇特な地下黒金属酔狂であればその空虚なる世界観に蕩ける事が出来るかも知れないが、それ以外の者は聴くと人生の時間を無駄にする事必至の、虚無の地下厭世芸術を構築する6曲72分!!!もう二度と聴く事はないだろう。


blackmetalistkrieg
Black Metal Ist Krieg
A Dedication Monument
TORRENTやHOMAGE TO MORPHEUSのKanwulf氏一人によるドイツのブラックメタル、2001年の2ndフルアルバム。(AVENGERやDARK ANGELS、MASTER'S HAMMER、AFTER RAIN、RADIOLOKATOR、MURDER、BLACK RAIN、IMPURITUM、そして元PANYCHIDAで、元KRIEG、元MANIAC BUTCHERのButcher氏と、MOONBLOODやNACHTFALKE、PURULENT OBDUCTION、そして元ANDRASで、元TOTENBURG、元PENTDRAGON等のOcculta Mors氏がセッションドラムで参加!!)

儀式的なドラムとハウリングするギター、そして悪魔崇拝の狂気宿す絶叫ヴォーカルによる破壊的なる悪魔儀式的イントロから幕を開ける楽曲は、疾走感抜群のファストなブラストでの疾走やドラマティックなミドルテンポ等絡めて繰り返し多めにしつこく展開してゆくrawでプリミティヴなドラムに、ジャージャリと歪んだプリミティヴなギターが寒々しくストレートでアグレッシヴなブラックメタルリフや壮大でドラマティックな物悲しいリフ、オールドスクールなリフを奏で、Kanwulf氏のガラガラ声の邪悪なヴォーカルがギャーーーギャァァァーと熱く叫び倒す!!ファストブラックメタル然とした吹雪の如く凍て付く攻撃性を纏った楽曲や前作1stフルアルバムを彷彿させる壮大でドラマティックに涙腺を刺激する悲しみの楽曲、そしてオールドスクールなカヴァー曲等のアンダーグランドブラックメタルの様々な醍醐味/表情が詰まったアルバムに仕上がっており、特に、邪悪なイントロから流れ込む2曲目「Black Metal Ist Krieg」はカルトブラックメタルの名曲であり、物悲しくドラマティックな旋律で涙腺を刺激する4曲目「Seven Tears Are Flowing To The River」等は哀しみに満ちたアンダーグランドブラックメタルが好みであれば必聴にして感動の名曲と成っている!!!しかし、アルバム一枚を通して全体的に同じ展開をしつこく繰り返し続けるくどい楽曲の構成/作風が聴く者によっては苦痛に感じるであろう事も否めず、完全にアンダーグランドカルトなマニア向けの作品であり、アンダーグランドカルトなブラックメタルの入門盤とも言える、これぞアンダーグランドブラックメタルカルト!!!!聴いていると次第に苛立ってしまう程にくどくしつこい、これがNARGAROTH品質であり、その執拗なまでの繰り返しに耐性があれば名盤と成るであろう、AZHUBHAM HAANIカヴァー1曲と、LORD FOULカヴァー1曲、ROOTカヴァー1曲、そしてMOONBLOODカヴァー1曲含む、ブラックメタル創成期の原始の地下黒金属へと捧げる11曲70分!!!カルト!!!カルト!!!カルト!!!


raslukapartii
Rasluka Part II
TORRENTやHOMAGE TO MORPHEUSのKanwulf氏、SVARTSORGのCharoon氏、そしてNACHTFALKEやMOONBLOOD、PURULENT OBDUCTION、元ANDRASで、元DEMONIAC、元TOTENBURGで、元PENTDRAGON等のOcculta Mors氏によるドイツのブラックメタルバンド、2002年のミニアルバム。

何処か郷愁と哀愁漂わせる笛によるイントロで幕を開ける楽曲は、ミドルテンポを軸にブラストや表打ち等での疾走を絡めて展開してゆくドコドコとバスドラムが重く響いてシンバルがガシャガシャと騒々しいrawなドラムに、ジャーシャーザージャーとノイズの壁の如く歪んだノイジーなギターが荘厳なまでのメロディックリフやほんのりと物悲しいメロディックリフを奏で、Kanwulf氏の邪悪極まるヴォーカルがギャァギャワァァーと盛大に叫ぶ!!過去の作品のメロディックな要素のみを抽出したかの様なメロディックなプリミティヴブラックメタルを展開しており、何と言っても、仄かに物悲しさを纏った荘厳なまでのメロディックリフが非常に秀逸で、過去の作風が好みであれば勿論の事、メロディックなプリミティヴブラックメタルが好みであれば是非ともお勧めの逸品に仕上がっている!!!同じ展開をしつこく何度も繰り返す楽曲の構成は相変わらずで、そのしつこさに賛否が分かれるであろう、最早いつも通りのNARGAROTH品質ではあるが、アルバム全編が良質なメロディに包まれており、ノイズの壁の様に旋律が迫り来る騒々しい音質も相まって、新たな作風に進化したとも言える、カルトプリミティヴブラックメタルの雄、4曲24分!!!!実に秀逸!!!!


geliebtedesregens
Geliebte Des Regens
TORRENTやHOMAGE TO MORPHEUSのKanwulf氏、D.氏、そしてWINTERBLUTやHOLLENPOETIK、元SLAUGHTER COMMANDで、元WOLFTHORN、元KRIEG、元SEEDS OF HATEで、元WITCHBLOODのL'hiver氏によるドイツのブラックメタルバンド、2003年の3rdフルアルバム。

大地に眠る神々を呼び起こすかの様な、雨と雷鳴とディジュリドゥの儀式的な音色による大自然的で壮大なるイントロで幕を開ける楽曲は、部分的にブラストでの疾走を絡めつつもミドルテンポ主体で執拗な繰り返しでゆっくりと展開してゆくバスドラムが重く響いてシンバルがガシャガシャと騒々しいrawなドラムに、ジャーシャージーシャーと薄っぺらではあるがノイズの壁の如く歪んだギターが物悲しく厭世的なリフをしつこく奏で、Kanwulf氏の邪悪極まるヴォーカルがエコーを効かせてギャァァワァァァーと盛大にガナり喚く!!基本的には前作ミニアルバムと作風/音質共に同路線のアルバムを展開しているが、楽曲の展開や構成が前作よりも更に一段とくどくしつこく進化しており、その何度も繰り返される執拗なまでの展開を纏って物悲しく厭世的なメロディックリフを坦々と垂れ流し続ける事によって生み出される、暗く深い悲しみの深淵へと心を誘うデプレッシヴな音像が非常に素晴らしく、NARGAROTHファンは勿論の事、アンダーグランドカルトなブラックメタルマニアは魂に鬱を宿す事間違い無しの厭世的鬱黒金属を構築!!!アンダーグランドカルトなマニア専用の"NARGAROTH品質"に理解が無い者には、しょーもない単調リフとしつこ過ぎる繰り返しが冗長と退屈の極みで、最早、聴くも地獄のゴミ音源に成る事は必至であるが、"NARGAROTH品質"に理解があれば、その壮大で厭世的なる鬱の音像に心奪われ虜になるであろう、心に雨を齎す嘆きと絶望に苛まれた運命の超大作に仕上がっている6曲73分!!!!実に素晴らしい!!!!


raslukaparti
Rasluka Part I
TORRENTやHOMAGE TO MORPHEUSのKanwulf氏と、NACHTFALKEやMOONBLOOD、PURULENT OBDUCTION、そして元ANDRASで、元DEMONIAC、元TOTENBURGで、元PENTDRAGON等のOcculta Mors氏によるドイツのブラックメタルバンド、2004年のミニアルバム。

暗く荘厳なる葬儀的イントロで幕を開ける楽曲は、ミドルテンポやドカドカとブラスト等での疾走を絡めてくどい程のしつこい繰り返しで展開してゆくドコドコとバスドラムが響く力強くrawなドラムに、ジャージャリジョワジョワと薄っぺらくもノイズの壁の如く歪んだノイジーなギターがほんのり物悲しく退廃的なメロディックリフを奏で、Kanwulf氏の邪悪なノイズの塊の様なヴォーカルがエコーを効かせてギャーギャーと喚き叫ぶ!!前作とも言える「Rasluka Part II」と全くの同路線の楽曲を展開しており、この、薄っぺらではあるがノイズの壁の如く騒々しい音質で繰り広げられる寒々しく荘厳なまでに退廃的なメロディックリフをしつこく何度も繰り返してノイズの塊の様な邪悪なヴォーカルで味付けされた厭世的プリミティヴブラックメタルサウンドはやはり圧巻であり、アンダーグランドカルトなブラックメタルマニアには堪らない逸品に仕上がっている!!!個人的には「Rasluka Part II」の方が好みであり、且つ、今作もやはり、余りのしつこさにうんざりする者は続出すると思われ、注意が必要ではあるが、NARGAROTHファンか若しくはカルトブラックメタルマニアは「Rasluka Part II」と合わせて聴きたい4曲30分!!!これがNARGAROTH品質!!!


prosatanicashootingangels
Prosatanica Shooting Angels
TORRENTやHOMAGE TO MORPHEUSのKanwulf氏一人によるドイツのブラックメタル、2004年の4thフルアルバム。

マザコンの倒錯した自慰行為の様な気持ちが悪く如何わしいイントロで幕を開ける楽曲は、ブラスト/裏打ちでの疾走やミドル/スローテンポ等絡めて展開してゆくしっかりとしたプリミティヴなドラムに、ジージャージャリジャリと空間的に歪んだ薄っぺらでプリミティヴなギターが寒々しいリフやオールドスクールなリフ、荘厳メロディックなリフを奏で、Kanwulf氏の邪悪極まるヴォーカルがエコーを効かせてギャーギャワと喚き叫ぶ!!基本的には過去の路線を踏襲したアンダーグランドカルトなプリミティヴブラックメタルを展開しているが、NARGAROTHの味であった"鬱陶しい程の執拗なまでの繰り返し"は軽減され、プリミティヴブラックメタルの鑑の様な空間的な歪みを伴ったチープで薄っぺらな音質も相まって、よりストレートでキャッチーでオーソドックスなプリミティヴブラックメタルサウンドを構築しており、何と言っても、繰り返しは比較的多めではあるが絶妙な展開で繰り広げる楽曲の構成力と、ブラックメタルマニアの琴線に確実に触れるであろう寒々しき荘厳メロディックなリフが非常に素晴らしく、NARGAROTHのアルバムの中で最も聴き易く入り易いであろう、より多くのプリミティヴブラックメタルファンにお勧め出来る逸品に仕上がっている!!!!しかし、それでも尚、まるで中華料理店内にこびり付いたギトギトの油の如く決して払拭する事が出来ないらしいNARGAROTH独特の強烈な個性は健在であり、過去の作品で腹立たしさを覚えたならば本作でも同じ印象を受ける恐れがある、未だ"NARGAROTH品質"が色濃く残るアンダーグランドカルトな作品と成っている、怪しく如何わしいアンビエント/インストルメンタル曲をイントロ含めて3曲挿入した9曲56分!!!!この強烈な個性は本当に凄い!!!!これがNARGAROTHだ!!!実に秀逸!!!!


semperfidelis
Semper Fidelis
TORRENTやHOMAGE TO MORPHEUSのKanwulf氏、MOONBLOODやNACHTFALKE、PURULENT OBDUCTION、元ANDRASで、元TOTENBURG、元PENTDRAGON等のOcculta Mors氏、そしてWINTERBLUTやHOLLENPOETIK、元SLAUGHTER COMMANDで、元WOLFTHORN、元KRIEG、元SEEDS OF HATEで、元WITCHBLOODのL'hiver氏によるドイツのブラックメタルバンド、2007年の5thフルアルバム。

ドカドカとブラストでの疾走やミドル/スローテンポを絡めてしつこい繰り返しで粘着的に展開してゆくドスドスとバスドラムが重く響いてガシャガシャとシンバルが騒々しいrawなドラムに、ジャージャリザーザワとノイズの壁の如くノイジーに歪んだギターが古臭くオーソドックスなブラックメタルリフや陰鬱で物悲しいリフを奏で、ディストーションの効いた邪悪極まるKanwulf氏のヴォーカルがギャーギャワと凄まじい声量で盛大にガナり喚く!!2ndフルアルバムや4thフルアルバムのオーソドックスでプリミティヴな作風と、3rdフルアルバムやEP「Rasluka」のノイズの塊の如くノイジーな音質が織り成す、過去の作品の集大成的な実にNARGAROTHらしい、否、NARGAROTH以外の何物でも無いNARGAROTH然としたアルバムと成っており、過去の作品でNARGAROTHの魅力に取り憑かれたアンダーグランドカルトなブラックメタルマニアであれば絶対的に買って損はしない一枚に仕上がっているが、逆に、過去の作品でこの独特の粘着性を纏った作風を受け入れる事が出来なかったならば本作も「しょーもない単純リフを何回も繰り返しやがって・・・苦痛の極みだ!」と感じる事は間違い無い一枚でもある。何処をどう切り取ってもNARGAROTHだと一聴して分かる強烈な個性溢れる独自のサウンドを貫く、これがNARGAROTH品質であり、カルト性の所以!!!カルトなアンダーグランドブラックメタルの真髄を堪能する事が出来る12曲79分!!!!カルト!!!カルト!!!カルト!!!!

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