主にブラックメタルのレヴューを2007年からしています。稀にブラックメタル以外のレヴューもありますが、音源購入の際の参考になれば幸いです。
agatethroughbloodstainedmirrores
A Gate Through Bloodstained Mirrors
MORDやSICK、元TWILIGHT等のMalefic氏一人によるアメリカのブラックメタル、2001年のデモ「A Gate Through Bloodstained Mirrors」に、2001年のEP「A Darkened Winter」を含むボーナスディスクを追加しての、Hydra Head Recordsからの二枚組み再々々発盤。

ミドル/スローテンポを軸にブラストを絡めてゆっくりと展開してゆくドコドコドカドカとヘヴィ且つ無機質でアンダーグランドなドラムに、ブモブモと低音を効かせる生々しいベース、ジャリザラと空間的に歪んだペラペラのギターが暗く陰鬱なリフを、クリーンで神秘的な音色のギターが悲しみに満ちた頽廃的な旋律を奏で、暗く不穏で神秘的なkeyが作品を絶妙に被い、ノイズの如く割れ歪んだ邪悪なヴォーカルが演奏に埋もれて時折咆哮する!!インストルメンタルアルバムと言っても過言では無い程にヴォーカルは殆ど入っておらず、且つ、初期デモ/リハーサル音源という事で楽曲は未だ荒削りで、完全にXASTHURマニア専用の一枚と成っているが、既にXASTHUR独特の世界観は健在であり、アンダーグランドな鬱系ブラックメタルマニアは垂涎の、実に有難い再発盤である・・・と言いたい所ではあるが、Disc Oneの「A Gate Through Bloodstained Mirrors」パートはオリジナル盤とは曲順や収録曲に少し相違があり、Disc Twoの「A Darkened Winter」パートも所出不明のボーナストラックが織り交ぜられて、何やらマニアには嬉しくない仕様である。その上、他の音源でも聞く事が出来る楽曲の元となる楽曲が殆どであり、よっぽどのXASTHURマニア以外は特に買う必要は無いであろう、BURZUMカヴァー1曲とMUTIILATIONカヴァー1曲含む15曲77分(Disc One)+6曲37分(Disc Two)!!!実に秀逸ではあるが、やはり、余計な編集はせず、曲順も収録曲もそのままで再発して欲しかった。


acidenemaxasthur
Xasthur / Acid Enema
MORDやSICK、元TWILIGHT等のMalefic氏一人によるアメリカのブラックメタル、XASTHUR。
TWILIGHT ABYSS等のAbhorrent氏一人によるアメリカのブラックメタル、ACID ENEMA。
両バンドによる2002年のスプリットアルバムに、XASTHURにはRITUALカヴァー1曲と、ACID ENEMAにはMAYHEMカヴァー1曲を追加したTotal Holocaust Recordsからの再発盤、12曲59分!!

XASTHURは、暗く神秘的なイントロで幕を開け、ミドル/スローテンポでゆっくりと展開してゆくチープで無機質なドラムに、ザージャリと空間的に粗く歪んだ薄っぺらなギターが暗く陰鬱なリフや死と絶望に満ちた悲しみのリフを奏で、ノイズの如く割れ歪んだ邪悪なヴォーカルが演奏に埋もれてウギャゥギャゥと嘆き喚く!!クリーンな音色の頽廃的なギターや薄らと不穏神秘的なkeyを絡めた、暗く陰鬱で神秘的なまでに頽廃的なアンダーグランドブラックメタルを展開しており、何と言っても、悲しみに満ちた葬送の美しき旋律が非常に素晴らしく、暗く不穏で美しい鬱系ブラックメタルが好みであれば悶絶必至にして涙腺決壊必至、XASTHURマニアは必聴の、独特の頽廃的神秘世界観を構築する6曲!!!!実に素晴らしい!!!!

ACID ENEMAは、Zyklon B氏がセッションギターで、SOL EVILのLord Morder氏がギターで1曲参加!!暗く荘厳神秘的なイントロで幕を開ける楽曲は、ミドル/スローテンポを軸にブラストでの疾走を絡めて展開してゆくチープで無機質なドラムに、ジージーシャーシャーと歪んだチープで薄っぺらなギターが陰鬱なリフやオーソドックスなブラックメタルリフを奏で、ディストーションの効いた邪悪なヴォーカルがギャーギャーと喚く!!BURZUM辺りに影響を受けたかの様な陰鬱な楽曲やDARKTHRONE直系のプリミティヴな楽曲等を展開する、チープでアンダーグランドなブラックメタルを構築しており、よっぽどの地下鬱系黒金属酔狂以外は無理して聴く必要は無い音源ではあるが、薄っぺらで何処かobscureなアンダーグランドブラックメタルサウンドが好みであれば御気に召すであろう、凄まじくノイジーなMAYHEMカヴァー1曲含む6曲!!!


nocturnalpoisoning
Nocturnal Poisoning
MORDやSICK、元TWILIGHT等のMalefic氏一人によるアメリカのブラックメタル、2002年の名盤1stフルアルバム。

ドコドコと2バスを絡めてミドル/スローテンポ主体でゆっくりと劇的に展開してゆく破滅的なドラムに、ジャリザラとノイズの塊の如く歪んだ薄っぺらなギターが暗く陰鬱なリフや悲しみのメロディックリフを、暗く頽廃的でクリーンな音色のギターが絶望の美しき旋律を奏で、暗く冷たく神秘的なkey、そしてノイズの如く割れ歪んだ邪悪なヴォーカルが演奏に埋もれて悲痛に嘆き叫ぶ!!薄っぺらではあるがノイズの壁の如く歪んだギターと綺麗で頽廃的な音色のギター、そして要所でギターのノイズに薄らと効果的に絡み付く冷たく神秘的なkeyが織り成して、まるで絶望の破滅的美旋律が不協和音の壁と成って聴覚に押し寄せるかの様な美しいまでの不穏の音像が非常に素晴らしく、且つ、何と言っても、暗く陰鬱なリフにドラマティックな楽曲の展開を以て絡まるこれでもかと涙腺を刺激する悲しみの絶望旋律が途轍も無く素晴らしく、悲しみと絶望の感情を籠めて嘆き叫ぶ悲痛極まりないヴォーカルやアンダーグランドな如何わしき音質も相まって、悍ましく怖しいまでに鬱琴線に触れて触れて触れ倒し、最早、アンダーグランドなデプレッシヴブラックメタルマニアは感動悶絶必至にして涙腺決壊必至、悲しみや絶望の負の感情が止め処無く溢れ出してもうどうにも出来ない程の名曲ばかりが揃い踏み、これはデプレッシヴブラックメタルの歴史に残る見事なる名盤に仕上がっている!!!!!!不穏で、不吉で、陰湿で、陰鬱なるブラックメタル特有のアンダーグランドな邪悪さと神秘性を内包し、悲愴と、絶望と、死と、美の成分が聴者の身内に染み渡る妙々たる鬱芸術、絶望の靄で行先が見えぬ暗き陰鬱の夜に毒され忘れ去られた魂の終わり無き彷徨、MUTIILATIONカヴァー1曲含む8曲69分!!!!!!素晴らしいにも程がある!!!!!!


suicideindarkserenity
Suicide In Dark Serenity
MORDやSICK、元TWILIGHT等のMalefic氏一人によるアメリカのブラックメタル、2003年の名盤ミニアルバムに、名曲「Nocturnal Poisoning」のリハーサルヴァージョンをボーナストラックで追加してのTotal Holocaust Recordsからの再発盤。

悲愴と悲壮が絡み合う霧の中を彷徨う浮遊感伴った悪夢の如く神秘的旋律の最初の1音で聴者を完全に虜にしてしまう圧倒的存在感のイントロで幕を開ける楽曲は、ドコドコと2バスを絡めてミドル/スローテンポを軸にゆっくりと劇的に展開してゆく破滅的なドラムに、心地好い低音を効かせるベース、ザリザラとノイズの壁の如く歪んだ薄っぺらなギターが暗く陰鬱なリフを、暗く神秘的でクリーンな音色のギターが絶望の頽廃的美旋律を奏で、暗く冷たく不吉で神秘的なkey、そして割れ歪んだ悲痛で邪悪なヴォーカルが悲愴感を纏って嘆き叫ぶ!!基本的には前作1stフルアルバムと同路線の不穏で陰鬱で陰湿なデプレッシヴブラックメタルを展開しており、何と言っても、暗く不吉で不穏な暗澹とした絶望的世界観の中に神秘的なまでに美しく頽廃的な美旋律を織り交ぜて劇的に構成された負の音像が今作でも相変わらず途轍も無く素晴らしく、何処か温かささえ感じさせる薄っぺらでありながらもノイズの塊の如く地下臭い音質も相まって、これは前作に匹敵する程に素晴らしき名盤に仕上がっている!!!!!この、悪夢の如き神秘性を孕んだXASTHUR独特の圧倒的なる頽廃的鬱世界観は本当に素晴らしく、暗く神秘的で頽廃的なアンダーグランドブラックメタルファンは必聴にして悶絶必至の、鬱系黒金属史に残るであろう妙々たる傑作を堪能する事が出来る珠玉の6曲44分!!!!!このサウンドは本当に凄い!!!!素晴らしいにも程がある!!!!!!


thefuneralofbeing
The Funeral Of Being
MORDやSICK、元TWILIGHT等のMalefic氏一人によるアメリカのブラックメタル、2003年の2ndフルアルバム。

ドコドコと2バスを交えたミドル/スローテンポを軸にブラスト等での疾走を絡めてゆっくりとドラマティックに展開してゆくドラムに、ジャワザワとノイズの塊の如く空間的に歪んだギター/クリーンな音色のギターが暗く退廃的なリフ/アルペジオを奏で、暗く不穏で神秘的なkeyが要所で薄らと効果的に絡み付き、ノイズの如く割れ歪んで悲愴感に満ちた邪悪なヴォーカルが苦痛を纏って嘆き叫ぶ!!基本的には過去作品と同路線の楽曲を展開しているが、前作1stフルアルバムよりも涙腺刺激の悲しみの美旋律が減退し、涙腺を決壊させる嘆きや絶望の悲哀要素よりも暗く退廃的な不穏要素に重きを置いた作風に僅かに進化しており、涙腺刺激の絶望の旋律を存分に堪能したければ前作、より暗く退廃的なサウンドに身を委ねたければ本作をお勧めしたい。何と言っても、空間的に歪んだ薄っぺらでノイズの壁の様なギターが奏でる不協和音にも似た暗く不穏で陰鬱なリフと怨念が籠っているかの様な不吉で暗く神秘的なkey、そして如何わしきアンダーグランド音質が織り成す負の音像が相変わらず非常に素晴らしく、嘆きと悲しみと苦痛を伴って本気で喚き叫ぶ絶望のヴォーカルも相まって、聴者の精神の深淵に陰鬱なる邪心を植え付ける悍しき逸品に仕上がっている!!!!特に6曲目「Blood from the roots of the forest」は名曲であり、美しいまでの悲しみと絶望の旋律、そして嘆きのヴォーカルに涙腺が決壊する事は必至の!!!!!暗く不穏で陰鬱、また退廃的で神秘的で美しい、不吉なる鬱黒金属芸術の傑作を体感する事が出来る妙々たる11曲48分!!!!!フルアルバムにも関わらず同じ楽曲がヴァージョン違いで2曲も収録された意味不明仕様ではあるが、実に素晴らしい!!!!!!


xasthurangramainyu
Xasthur / Angra Mainyu
MORDやSICK、元TWILIGHT等のMalefic氏一人によるアメリカのブラックメタル、XASTHUR。
ドイツのブラックメタル、ANGRA MAINYU。
両バンドによる2004年のスプリットアルバム、10曲51分!!

XASTHURは、ドコドコとバスドラムを絡めてミドル/スローテンポ主体でゆっくりと展開してゆくアンダーグランドなドラムに、ジャリジャワと空間的に歪んだチープなギターが暗く不穏で陰鬱なリフを奏で、要所で効果的に用いられる不気味なまでに暗く神秘的なkey、そして演奏に埋もれて割れ歪んだ邪悪なヴォーカルが苦痛を纏って狂い叫ぶ!!最早いつも通りの、過去の作風と全く変わらぬ実にXASTHURらしい作品に仕上がっており、XASTHURサウンドが好みであれば本作でも安心してその暗く頽廃的な音像に身を委ねる事が出来るが、特筆して秀逸な音源でも無いのでXASTHURマニア以外は無理して購入する必要は無いであろう、WIGRIDカヴァー1曲含む4曲!!

ANGRA MAINYUは、ミドル/スローテンポを軸にブラストでの疾走を絡めて展開してゆくチープでアンダーグランドなドラムに、ジーシャーチリチリと歪んだ低音皆無のチープなギターが陰鬱なリフやほんのり物悲しげなメロディックリフを奏で、アンダーグランドで邪悪なヴォーカルが腐乱を纏って生々しく呻き喚く!!暗く陰鬱で陰湿な地下プリミティヴブラックメタルを展開しており、チリチリでプリプリのチープでアンダーグランドな音質や腐乱死体の如く地下臭プンプンのヴォーカル、そして安っぽいリフも相まって、かなりのアンダーグランドな陰鬱ブラックメタルマニア以外は無理して聴く必要は無いであろう、完全に地下陰鬱黒金属酔狂専用の一品に仕上がっている6曲!!


telepathicwiththedeceased
Telepathic With The Deceased
MORDやSICK、元TWILIGHT等のMalefic氏一人によるアメリカのブラックメタル、2004年の3rdフルアルバム。

不穏神秘的で何処かメランコリックな異次元の悪夢の中に紛れ込んだかの様なイントロで幕を開ける楽曲は、ミドル/スローテンポを軸にブラスト等での疾走を絡めてドコドコと2バスを交えて展開してゆく無機質なドラムに、ジョジャァァァァァァーとノイズの塊の如く空間的に歪んだ薄っぺらなギターが暗く不穏で不吉な陰鬱リフを、クリーンな音色のギターが暗く退廃的でメランコリックなアルペジオを奏で、亡霊の怨念が籠ったかの様な暗く不穏で神秘的なkeyが要所で効果的に纏わり付き、悲愴感に満ちてノイズの如く割れ歪んだ邪悪なヴォーカルが嘆き叫ぶ!!過去作品よりも僅かに音質がクリアになった印象を受けるが、基本的には前作2ndフルアルバムと全くの同路線のアルバムに仕上がっており、前作が好みであれば本作も絶対的にお勧めの逸品と成っている!!!何と言っても、空間的歪みを伴ったノイズの壁の如く薄っぺらなギターによる如何わしきアンダーグランド音質で織り成す、暗く不吉で不穏でありながらも何処か神秘的で美しい、最早XASTHUR以外の何物でも無い独特の陰鬱な退廃的音像が相変わらず非常に素晴らしく、悲愴感に満ちた嘆きの絶叫ヴォーカルと相まって、悲嘆と絶望と退廃の見事なる地下黒金属芸術を構築!!!!特に5曲目「Telepathic with the Deceased」は名曲であり、XASTHURファンは勿論の事、陰鬱神秘的で涙腺刺激のメランコリックブラックメタルが好みであれば悶絶必至!!!!米国産地下陰鬱黒金属の真髄を堪能する事が出来る傑作、10曲57分!!!!本作はフルアルバムであるにも関わらず1stフルアルバムの楽曲の再録ヴァージョンを収録した、過去の楽曲を何度も収録する相変わらずの押し売り仕様ではあるが、やはり、この、唯一無二の陰鬱神秘的世界観は実に素晴らしい!!!!


toviolatetheoblivious
To Violate The Oblivious
MORDやSICK、元TWILIGHT等のMalefic氏一人によるアメリカのブラックメタル、2004年の4thフルアルバム。

ドコドコと2バスを交えたミドル/スローテンポを軸にゆっくりと展開してゆくヘヴィで無機質なドラムに、ジャワジャワとノイズの壁の如く空間的に歪んだ薄っぺらなギターが暗く頽廃的なメランコリックリフ/アルペジオを奏で、暗く不穏でありながらも何処か神秘的で美しいkeyがギターの旋律に纏わり付いて作品をより美しく頽廃的に彩り、絶望感と悲愴感に満ちて割れ歪んだ邪悪なヴォーカルが嘆き叫ぶ!!基本的には前作3rdフルアルバムの路線を踏襲した、実にXASTHURらしい暗く不穏で陰鬱な頽廃的鬱の黒金属世界を展開しているが、前作よりも更に音質がクリアになってアンダーグランドな如何わしさが最早霧散し、その上、アルバムの要として存在する様な涙腺を刺激して已まない名曲と言える楽曲は無くなり、過去作品の様なクオリティを期待して聴くと少々残念な印象を受けるかも知れないが、しかし、まるで悪夢の様な夢現の心地に聴者を誘うかの様な暗く神秘的且つ美しく頽廃的な旋律の一つ一つに深みが増して説得力さえ感じさせる、死と頽廃が織り成すその世界観は過去最高の完成度を誇っており、突き抜ける様な重低音を響かせるパワフルなバスドラムを伴ったヘヴィな音質も相まって、アンダーグランドなブラックメタルマニア以外にも大いにお勧めであり、且つ、アンダーグランドなブラックメタルマニアにも絶対的にお勧め出来る、XASTHURの世界観を知る最初の一枚としても大推薦の、暗く神秘的で不穏なる味わい深き頽廃の幻覚的音像に心地良く身を委ねる事が出来る傑作に仕上がっている9曲54分!!!!!今作でも、フルアルバムであるにも関わらず1stフルアルバム等に収録されている楽曲の再録ヴァージョンをまたまた収録した、過去の楽曲を何度も収録する相変わらずの押し売り仕様ではあるが、やはり、この、唯一無二の美しいまでの頽廃的世界観は実に素晴らしい!!!!!


xasthur-leviathan
Xasthur / Leviathan
MORDやSICK、元TWILIGHT等のMalefic氏一人によるアメリカのブラックメタル、XASTHUR。
LURKER OF CHALICEやTWILIGHT、MARTROD、そして元KRIEGで、元VON GOAT、元HATE MEDITATION等のWrest氏一人によるアメリカのブラックメタル、LEVIATHAN。
両バンドによる2004年の名盤スプリットアルバムに、XASTHURはKATATONIAカヴァー1曲含む3曲を、LEVIATHANはJUDAS ISCARIOTカヴァー1曲を追加しての、Battle Kommand Recordsからの再発盤、10曲65分!!

XASTHURは、ドコドコと2バスを絡めて陰鬱なミドル/スローテンポ主体でゆっくりと展開してゆくヘヴィなドラムに、ジャワジャワとノイズの塊の如く空間的に歪んだギターが暗く頽廃的で陰鬱なリフを奏で、悲愴感纏って割れ歪んだノイズの如く邪悪なヴォーカルが本気で喚き叫ぶ!!最早、過去作品と何も変わらぬいつも通りの実にXASTHURらしい、美しいまでに暗く頽廃的な陰鬱黒金属を展開しており、この独特の悪夢の様な陰鬱世界観は相変わらず非常に素晴らしく、全ての陰鬱黒金属マニアが納得の傑作に仕上がっている!!!中でも、ボーナストラックで収録されている名曲「Telepathic With The Deceased」のリハーサルヴァージョンは特に素晴らしく、フルアルバムに収録されている原曲よりも寧ろこちらの方が悶絶度が高い、XASTHURを代表する名曲と言っても決して過言では無い超名曲であり、XASTHURマニアは必聴にして悶絶必至の1曲である!!!!スプリットアルバムだからと言って侮るべからず!!!XASTHURファンは勿論の事、全ての陰鬱黒金属ファンに絶対的にお勧めの、陰鬱黒金属最高峰の名作を織り成す至高の7曲!!!!!素晴らしいにも程がある!!!!!

LEVIATHANは、頽廃的なミドル/スローテンポ主体でゆっくりと展開してゆくrawなドラムに、程好いrawな低音を効かせる重いベース、ジーシャーと歪んだ寒々しいギターがひたすら暗く陰鬱で物悲しいリフを奏で、苦痛に割れ歪んだ邪悪なヴォーカルが悲愴感纏って嘆き叫ぶ!!本作ではLEVIATHANらしい攻撃的な要素を排除して、ひたすら暗く悲しい絶望の陰鬱黒金属サウンドを展開しており、何と言っても、ミドル/スローテンポでゆっくりと展開してゆくドラムと悲しみに満ちた暗く破滅的で頽廃的なリフ、そして要所に挿入される暗く神秘的なアンビエントパートが相まって紡ぎ出される、絶望に満ちたこの世(人生)の終わりの様な世界観が途轍もなく素晴らしく、特に、名曲「Vexed And Vomit Hexed」系の極上の涙腺刺激リフを存分に堪能する事が出来る2曲目「The Remotest Cipher (beside the last breath vanished)」は、LEVIATHAN史に残る超絶的名曲であり、その、まるで絶望の光に包まれて天へと召されるかの様に神秘的で美しい悲しみの旋律の応酬に、涙腺が決壊しない鬱黒金属ファンが存在するだろうか、いや、存在しまい!!!!最早、鬱黒金属史に刻み込まれる歴史的名曲と言っても決して過言では無い、重畳たる名作に仕上がっており、LEVIATHANファンは勿論の事、全ての鬱黒金属ファンが必聴の、鬱黒金属の真髄を垣間見る事が出来る至高の3曲!!!!!この神秘的なまでに美しく絶望的な悲しみの旋律の応酬は本当に凄い!!!!素晴らしいにも程がある!!!!!!


norttxasthur
Hedengang / A Curse For The Lifeless
APOLLYONや、元STRYCHNOSのNortt氏一人によるデンマークのフューネラルドゥームメタル、NORTT。
MORDやSICK、元TWILIGHT等のMalefic氏一人によるアメリカのブラックメタル、XASTHUR。
両バンドによる2004年のスプリットアルバム、7曲37分!!

NORTTは、2002年のEP「Hedengang」を収録!!絶望と悲嘆を背負って重くゆっくりと歩いて行くかの様なひたすらスローテンポで展開してゆくrawなドラムに、破滅的な低音を効かせるrawなベース、ジーシャーと歪んだギターが死の嘆きと悲しみに深く沈んだ葬送リフを奏で、哀惜の旋律を坦々と奏でるピアノ、そして墓下から響き渡るかの様な邪悪なヴォーカルが低く唸りガナる!!過去作品と何も変わらぬ、死者の魂を嘆きの深淵へと葬る葬送のフューネラルドゥームメタルを展開しており、何と言っても、破滅的な死のリフとひたすら坦々と悲嘆の感情を刺激し続けるピアノの旋律が相まって紡ぎ出される辛気臭い葬送の音像が非常に秀逸で、過去の作風が好みであれば本作も絶対的にお勧めの4曲!!!素晴らしい!!!

XASTHURは、陰鬱なミドル/スローテンポ主体でゆっくりと展開してゆくXASTHURらしいドラムに、ジャージャワと温かささえ感じられる様な空間的に歪んだギターが何処か不協和音的でひたすら暗く悲しげな不穏リフを奏でる!!ヴォーカル無しのインストルメンタル作品ではあるが過去の作風と何も変わらぬ実にXASTHURらしい楽曲を展開しており、相変わらず他の音源でも聴く事が出来る楽曲も含まれていてXASTHURマニア以外には強くお勧めする事は出来ないが、何と言っても、この、優しき絶望がゆっくりと五臓六腑に染み渡る暗き陰鬱の悪夢的世界観はやはり非常に素晴らしく、例えXASTHURマニアでなくとも絶対的に買って損はしないであろう、鬱の琴線が蕩けそうな程に良質な逸品に仕上がっている3曲!!!!実に素晴らしい!!!!


xasthur
Xasthur
MORDやSICK、元TWILIGHT等のMalefic氏一人によるアメリカのブラックメタル、2006年のミニアルバム。(元CRIMSON MOONで、元DAGON、元TORMENT DEFINED等のBlood Moon Ausar氏がキーボードで1曲参加!!)

ドコドコと2バスを交えたミドル/スローテンポ主体でゆっくりと展開してゆくXASTHURらしいドラムに、ジョワジョワと空間的に歪んだXASTHURらしいギターが暗く陰鬱なリフ/アルペジオを奏で、まるで怨念の様な不穏神秘的なkeyが要所で劇的且つ効果的に絡み付き、苦痛に割れ歪んだMalefic氏の邪悪なヴォーカルが出番控えめに本気で嘆き喚く!!最早いつも通りの実にXASTHURらしい暗く陰鬱で頽廃的な鬱黒金属世界を展開しており、XASTHURファンであれば絶対的に買って損はしない逸品に仕上がっている!!!何と言っても、陰鬱神秘的なまでに暗く不穏な頽廃的音像が相変わらず非常に素晴らしく、更に今作では「Suicide In Dark Serenity」や「The Funeral Of Being」辺りを彷彿させるアンダーグランドで如何わしい音質に劣化しており、2003年以前のXASTHURが好みであったマニアには大変嬉しいサウンドと成っていて、重畳!!!不思議な神秘的音色のkeyとドラム捌きが印象深い名曲「Instrumental」で幕を開け、執拗な繰り返しの末に急にジャッ!と終わる名曲「Bubonic Plague」に続き、最後は過去の名曲を再録した「Doomed By Howling Winds ('05)」という名曲尽くしで構築されて、EPだからと言って決して侮ってはいけないXASTHURファンは必聴の名作と成っている3曲24分!!!!実に素晴らしい!!!!


subliminalgenocide
Subliminal Genocide
MORDやSICK、元TWILIGHT等のMalefic氏一人によるアメリカのブラックメタル、2006年の5thフルアルバム。

いつも通りの実にXASTHURらしい不穏神秘的なイントロで幕を開ける楽曲は、ドコドコと2バスを交えてミドル/スローテンポ主体でゆっくりと展開してゆく無機質なドラムに、シャージャーシャワジャワと歪んだギターが悲しみに暗く沈んだ陰鬱なリフ/アルペジオを奏で、暗く頽廃的で鬱神秘的なkeyが要所で薄らと効果的に絡み付き、苦痛に割れ歪んだ邪悪なヴォーカルが憎しみと絶望を籠めて悲痛に喚き叫ぶ!!過去の作品と全くの同路線の、最早、いつも通りの実にXASTHURらしい暗く陰鬱極まるデプレッシヴなブラックメタルを展開しているが、本作では過去の作品よりもより暗く哀しく、より陰鬱で神秘的に、そしてより頽廃的で葬儀的に進化しており、過去の作風が好みであれば本作も絶対的に買って損はしない、いや、XASTHUR作品の中でも最もお勧めしたい、XASTHURファンだけで無く鬱黒金属の入門盤としても是非ともお勧めの名作に仕上がっている!!!!何と言っても、葬儀的なまでに暗く深く沈み込む陰鬱リフ/アルペジオと要所で効果的に絡み付く暗く不穏で頽廃神秘的なkeyが織り成す美しいまでの鬱の音像が相変わらず途轍もなく素晴らしく、まるで苦痛と絶望と嘆きに満ちたモノクロの悪夢世界に紛れ込んでしまったかの様な、その悪夢世界で美しく頽廃的に死に果ててしまうかの様な、悪夢と葬儀が融合した、究極的に美しく鬱神秘的なる音世界を構築!!!!特にイントロに続く2曲目「The Prison Of Mirrors」や4曲目「Trauma Will Always Linger」はXASTHUR史に残る名曲であろう!!!!憎悪と悲嘆と苦痛、そして絶望と死によって彩られた陰鬱神秘黒金属の傑作、11曲71分!!!!!この完成度は本当に凄い!!!!素晴らしいにも程がある!!!!!!

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