主に、ブラックメタルとサウンドトラックのレヴューをしています。 音源購入の際の参考になれば幸いです。
tenhornstendiadems
Ten Horns - Ten Diadems
STORMやWONGRAVEN等のSatyr氏と、1349やZYKLON-B、元GORGOROTHで、元KEEP OF KALESSINのFrost氏によるノルウェーのブラックメタルバンド、2002年のアルバム。

94年の1stフルアルバム「Dark Medieval Times」から1曲、94年の2ndフルアルバム「The Shadowthrone」から2曲、96年の3rdフルアルバム「Nemesis Divina」から2曲、97年のミニアルバム「Megiddo」から1曲、99年の4thフルアルバム「Rebel Extravaganza」から2曲、そして本作の為に制作された新曲を1曲と、次回作である5thフルアルバム「Volcano」からの新曲を1曲収録した、ベストアルバム的な一枚と成っており、完全にSATYRICONファン専用の作品ではあるが、当然、偉大なる過去の名曲ばかりが収録されており、「SATYRICON」を知らない者が「SATYRICON」という音楽を掻い摘んで知る事が出来る逸品でもある。一方、本作でしか聞く事が出来ない新曲である9曲目「Serpent's Rise」は、ドコドコドコドコ・・・と転がり回るタムに、黒き低音を響かせるヘヴィなベース、ジージャーと歪んだギターが黒く不穏な旋律とズンズンと刻むリフを奏で、男女のヴォーカルが静かに冷酷に語る、まるで黒きマグマがどろどろと溢れ出すかの様なインタリュード的楽曲を展開しており、非常に格好良い!!!SATYRIOCNファン以外は無理して購入する必要は無いであろう過去音源集ではあるが、SATYRICONファンであれば存分に楽しむ事が出来るであろうベスト盤、10曲64分!!!秀逸!!!


nowdiabolical
Now, Diabolical
STORMやWONGRAVEN等のSatyr氏と、1349やZYKLON-B、元GORGOROTHで、元KEEP OF KALESSINのFrost氏によるノルウェーのブラックメタルバンド、2006年の6thフルアルバムの、LP版にのみ収録のボーナストラック1曲を追加したロードランナー・ジャパン株式会社盤(解説/対訳・帯付き)。(SPIRAL ARCHITECTやANESTHESIA、THORNBOUND、元SYNESIS ABSORPTION等のLars Norberg氏がベースで、Oivind Westby氏がホルンで、Erik Ljunggren氏がFXで、John Woz氏がヴォーカルで1曲参加!!)

ミドルテンポを軸にドゥーミーなスローテンポや力強いブラスト等織り交ぜて多彩なリズムや技巧を駆使して絶妙に展開してゆくヘヴィなドラムに、重低音を効かせるヘヴィなベース、ブミブミジミジミとマイルドに程好く歪んだギターが不協和音的気味の悪さに満ちた暗く澱んだ暗黒頽廃リフを奏で、Satyr氏の邪悪なヴォーカルが力強く悪意を込めてガナる!!前作5thフルアルバムの路線を踏襲しつつもよりポップでキャッチーな作風へと進化しており、怒濤のブラスト等による激烈なパートは皆無で且つブラックメタル然とした荒涼感や物悲しいメロディ等も堪能する事は全く出来ない故に、Frost氏の怒濤のドラミングを期待する者、若しくは真正ブラックメタルファンは「舐めとんのか!」と激怒必至の一枚であるが、しかし、駄作だと簡単に一蹴する事なかれ!!!何と言っても、心の深淵にまで流入するマグマの如くドロドロと不穏なる黒さを纏いながらもポップなまでにキャッチーなリフ捌きと、ブラスト等での激烈なドラミングには決して頼る事無く黒の激しさを齎す絶妙なる熱きドラム捌きと相まって溢れ出す楽曲の世界観/完成度が途轍も無く、最早、ブラックメタルとポップミュージックという相反する要素が完璧に上手く融合したかの様な頗る秀逸なる独自のダークサウンドを構築しており、これは最早革命的ですらある迷盤にして歴史的名盤に仕上がっている!!!!!それ故に真正ブラックメタルマニアには絶対的にお勧め出来ない作品ではあるが、オーヴァーグランドなエクストリームメタルか若しくはダークで過激な音楽が好みの者には是非ともお勧めしたい、古参バンドの貫禄満点の、他の追随を一切許さぬSatyr氏とFrost氏のセンスと才能が織り成す黒の音像に熱く心地良く身を委ねる事が出来る傑作にして正に"The Dawn Of A New Age"、9曲48分!!!!!これは流石の一言だ!!!素晴らしいにも程がある!!!!!!


theageofnero
The Age Of Nero
STORMやWONGRAVEN等のSatyr氏と、1349やZYKLON-B、元GORGOROTHで、元KEEP OF KALESSINのFrost氏によるノルウェーのブラックメタルバンド、2008年の7thフルアルバムの、ロードランナー・ジャパン株式会社盤(解説/対訳・帯付き)。(THORNSやSTIGMA DIABOLICUM、元MAYHEM等のSnorre Ruch氏がギター等で、ENTOMBED A.D.やFIRESPAWN、DOMINION、NECROCIDE、元ENTOMBEDで、元AKANI、元AEON等のVictor Brandt氏がベースで、Erik Ljunggren氏がFXで、Windhfyr氏がキーボードとクワイアで各々1曲、Terje Midtgard氏と、Oivind Westby氏、そしてEirik Devold氏がトロンボーンで1曲、Thomas Roisland氏がチューバで1曲、そしてBjorn Bugge氏、Christian Lyder Marstrander氏、Sturla Flem Rinvik氏、Arild Rohde氏、Andrew John Smith氏、Kjell Viig氏がクワイアで1曲参加!!)

フックの効いたミドルテンポを軸にブラスト等での疾走や破滅的なスローテンポ等絡めて緩急付けて展開してゆくヘヴィなドラムに、真っ黒な重低音を響かせるヘヴィなベース、ジーシャージミブミと歪んだギターが寒々しく攻撃的なリフや黒く不吉な暗黒ポップリフを奏で、Satyr氏の邪悪なヴォーカルが悪意を籠めてガナる!!前作6thフルアルバムよりも僅かにブラックメタルらしさを取り戻しつつも基本的には前作と同路線の、ブラックメタルとポップミュージックの絶妙な融合を堪能する事が出来る独特のダークサウンドを展開しており、何と言っても、心の深淵にまで染み入るどろどろとした邪な暗黒荘厳要素とフックの効いたポップでキャッチーな要素を兼ね備えたリフが今作でも非常に素晴らしく、ミドルテンポを軸としつつも黒きマグマの如く熱く激しい脈動を伴った絶妙なドラミングや、静と動を織り交ぜた楽曲の構成、そしてブラックメタルらしい荒涼とした寒々しさと闇が渦巻く何処までも黒く真っ黒な音質も相まって、前作が好みであれば勿論の事、黒くダークなメタルミュージックが好みであれば是非ともお勧めしたい逸品に仕上がっている!!!!今作でもやはり、真性ブラックメタルマニアには「舐めとんか!」「へっぽこリフwww」等と嘲笑されて一蹴される可能性が高いが、しかし、闇の様に深く黒いリフの一音一音から解き放たれる邪悪のエネルギーは相変わらず凄まじく且つ相反するキャッチーでポップな要素をも孕んで最早他に類を見ない、唯一無二の極上の暗黒ポップブラックメタルを構築する、古参の貫禄に満ち満ちた妙なる傑作、8曲42分!!!!!このサウンドは本当に凄い!!!!実に素晴らしい!!!!!


satyricon
Satyricon
STORMやWONGRAVEN等のSatyr氏と、1349やZYKLON-B、元GORGOROTHで、元KEEP OF KALESSINのFrost氏によるノルウェーのブラックメタルバンド、2013年の8thフルアルバムの、Nuclear Blast Entertainment盤。(MORBID RITES等のGildas Le Pape氏がギターとベースで、MADRUGADA等のSivert Hoyem氏がヴォーカルで1曲、Kjetil Bjerkestrand氏がパンプオルガンで1曲、Erik Ljunggren氏がキーボードで、Karl Oluf Wennerberg氏がパーカッションで1曲参加!!)

時折ブラスト等での疾走を絡めつつもドコドコと2バスやタム等を絶妙に交えてミドル/スローテンポ主体で緩急付けてドラマティックに展開してゆくマイルドなドラムに、程良い低音を効かせる柔らかなベース、ジャージャリと程良く歪んだギターが北欧の哀愁纏ったメランコリックなメロディックリフ/旋律や黒く頽廃的で攻撃的なリフを奏で、Satyr氏の邪悪なヴォーカルが憤怒や悲しみを籠めて感情的にガナり、時折静かに冷酷に語る!!前作7thフルアルバム辺りの実に後期SATYRICONらしい作風を踏襲しつつも、本作では黒き攻撃性よりも哀愁と悲しみのメランコリックな要素に重きを置いたかの様な物悲しい作風へと変化しており、黒くノイジーな邪悪要素を極力排除したマイルドで円やかな音質も相まって、且つ、更に、今作ではロックバンド「MADRUGADA」で男の色気を醸し出す甘い美声を響かせていたSivert Hoyem氏がヴォーカルを担当するクリーンヴォーカルの楽曲も1曲挿入されて、どちらかと言えば柔らかく優しい印象を受けるメロディックなブラックメタルアルバムを構築!!!何と言っても、物悲しくメランコリックな作風でありながらもあからさまに涙腺を刺激するわけでは決して無い揺るぎ無い拘りを感じる微妙な哀愁旋律と、クリーンな音色のギター等を用いた静かなパートを要所に絡めて絶妙に緩急を付けた劇的な楽曲の構成が織り成す、ヴェテランの意地と類稀なるセンスに満ち溢れた音像がやはり非常に素晴らしく、特に3曲目「Our World, It Rumbles Tonight」や4曲目「Nocturnal Flare」、そして9曲目「The Infinity Of Time And Space」等の完成度は流石の一言である!!!!前作で解き放っていた黒き邪悪のエネルギーは殆ど霧散して、辛うじてブラックメタルの体を成しているかの様な非常に落ち着いて大人しいサウンドに進化してはいるが、これは紛れも無く「SATYRICON」という音楽であり、過去の作品が好みであったならば本作も絶対的に気に入るであろう、"Satyricon"を冠するアルバムに相応しき傑作に仕上がっている13曲66分!!!!!実に素晴らしい!!!!!!
しかし、ボーナストラックの3曲がアルバムに収録されている楽曲のミックス違いのヴァージョンで、しかも何が違うのか全く判らない仕様であり、これは邪魔物以外の何物でも無いので、無用のボーナストラックが追加されているNuclear Blast Entertainment盤は買わない事を強くお勧めする。


deepcallethupondeep
Deep Calleth Upon Deep
STORMやWONGRAVEN等のSatyr氏と、1349やZYKLON-B、元GORGOROTHで、元KEEP OF KALESSINのFrost氏によるノルウェーのブラックメタルバンド、2017年の9thフルアルバム。(CADAVERやCADAVER INC、ORDER、HYDR HYDR、そしてSLAUGHT等のAnders Odden氏がベースとギターで、Hakon Kornstad氏がバッキングヴォーカルで2曲とサックスで1曲、Kjetil Bjerkestrand氏がメロトロンで、Hans Josef Groh氏がチェロで、Bjarne Magnus Jensen氏がヴァイオリンで、Arild Stav氏がバスクラリネットで、Jan-Olav Martinsen氏がフレンチホルンで、Frode Carlsen氏がコントラバスーンで、そしてTom Ottar Andreassen氏が木管楽器で参加!!)

ミドル/スローテンポやアグレッシヴな爆疾走を織り交ぜて多彩に展開してゆくしっかりとしたドラムに、程良い低音を効かせるヘヴィなベース、ジャージャリと程良く歪んだギターが暗黒と頽廃の攻撃的リフや物悲しき破滅的旋律を奏で、Satyr氏の邪悪なヴォーカルが冷酷且つ邪な感情を籠めてガナり、時折無慈悲に静かに語る!!前作8thフルアルバムの路線を踏襲しつつも、よりアグレッシヴでよりプログレッシヴに進化した印象の一枚と成っており、何と言っても、暗黒と頽廃の黒に彩られた実に後期SATYRICONらしい熟練されたリフ/旋律の応酬と、タムを複雑に絡み合わせた多様なドラム捌きが織り成す、キャッチーでありながらも芸術的なまでに複雑怪奇な「SATYRICON」という独自のサウンドが相変わらず非常に素晴らしく、過去の作品が好みであったならば本作も確実に気に入るであろう実に高品質な逸品に仕上がってはいるが、しかし、圧倒的完成度を誇っていた前作と比較すると、少し"普通"で退屈な作品に成ってしまった印象も否めない。特に中盤~終盤では今一つ感動に欠ける楽曲が並び、7曲目以降ではヴォーカルが急激に小さく後ろに引っ込んでマスタリングも失敗しているんじゃないかと不満であるし、ゲスト参加の各々の楽器も僅かな味付け程度の極小音量で殆ど聞こえず余り効果的とは思えない、更に、楽曲のメロディに関係無く好き勝手にコーラスを絡めるHakon Kornstad氏によるバッキングヴォーカルも気持ちが悪くて不快であり、個人的には、SATYRICON史上最も退屈で"普通"のアルバムではないかと思える8曲43分!!!!流石にクオリティは至って高いが、表紙絵と同じで非常に残念だ!!!!

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